たかむら耳鼻咽喉科

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医療系のお話の記事一覧

Posted:2018.01.26 | Category: 医療系のお話 補聴器

先日購入しました

DSC_1996.JPG
『よくわかる補聴器選び 2018年版』

この手の本は毎年のように購入して待合室に置いてます。
ちゃんと耳鼻科医が監修しているので、安心の内容。


人気があるのか、結構すぐボロボロに(^-^;


DSC_1995.JPG
今年の一番のテーマはこれ

『補聴器で健康寿命をのばす!』


難聴があると、認知症、鬱病になりやすいというのは有名な話です。
本の中ではさらに、難聴と寿命、難聴と収入、難聴と交通事故、難聴と転倒なんかについても書かれています。


聞こえない状態、つまり外から情報が入ってきにくい状態というのはやはり良くない。



しかし、この本にも毎年書かれていますが、日本の補聴器の現状はあまりよくありません。


補聴器の普及率が低いのもあるのですが、なんといっても購入後の満足度非常に低い!
ヨーロッパ各国が70%以上に対して、日本は30%台という残念過ぎる結果。


日本人の国民性という面もあるとは思いますが、それでもやはり低すぎ...
補聴器の機能はどんどん良くなって便利な機能もたくさん増えてきているのに、満足されていないという現状は重く受け取るべきでしょう。



前から何度も書いてますが、補聴器で重要なのは調整を繰り返すことです。


ろくに視聴もさせずに、いきなり無駄に高級な補聴器を両耳分売りつけるような販売店には気をつけましょう( 一一)

DSC_2002.JPG
待合室に置いてますので、興味のある方はどうぞ(^^)


Posted:2018.01.22 | Category: 医療系のお話

1月20日(土)の勉強会

DSC_1980.JPG
写真撮った時はまだガラガラですが、最終的には結構な人数が集まりました。
(今回は専門医の単位がもらえるから(^-^;)


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メインの話題は甲状腺がんについて


甲状腺は"のどぼとけ"の下の気管の周りにある臓器。
甲状腺ホルモンを産生しています。

バセドウ病や甲状腺機能低下症・亢進症などの病気が有名ですね。


で、この甲状腺にも悪性腫瘍が発生します。


今回の勉強会では甲状腺がんの基本的な知識から、日本での甲状腺がんの治療と欧米での治療の差、最新の治療についてなどなど。


甲状腺がんは診断がつけば基本的に手術。
欧米では癌が小さくても甲状腺を全部とってしまう。日本ではなるべく残すように手術する。


日本と欧米では甲状腺がん自体に違いがあります。
日本の甲状腺がんのほとんどは"乳頭がん"と呼ばれるもので、一般的には進行が遅く、治療すれば治る確率も90%以上とされています。

そのほか、医療環境の違いなど様々な理由から治療法にも違いが生まれてくるわけです。


甲状腺がんは進行が遅いタイプであればなかなか症状はでません。
健診で超音波検査を受けて異常が発見されるというパターンは非常に多いです。

最初に出る症状としては首に"しこり"が触れるというのが多いのではないでしょうか。



甲状腺がんの治療では、手術に加えて放射性ヨード内用療法やホルモン療法が一般的に行われます。
最近ではそれに加えて"分子標的薬"という治療薬が加わりました。


"分子標的薬"というのは病気の細胞の表面にあるタンパク質などをターゲットにして攻撃するお薬で、一般的な抗がん剤よりも副作用も少なめです。

肺がんに使用するイレッサが有名ですが、現在では様々ながんに対する分子標的薬治療が行われています。



がんの治療も日進月歩。
今ではあまり関わることは多くないですが、しっかりついていきます(; ・`д・´)

Posted:2018.01.16 | Category: 医療系のお話

インフルエンザがどんどん流行ってきており、当院でも連日2ケタに到達しています。

学級閉鎖の話もチラホラ。


今年のインフルエンザはA型もB型も両方同時に流行しています。


熱も40℃以上の方から37℃くらいの方まで様々。
症状も典型的には関節痛、頭痛、倦怠感などですが、咽頭痛(のどの痛み)という方も結構います。


子どもでは高熱でぐったりしている子もいれば、元気に遊びまわってるのにインフルエンザ陽性の子もいます。
『学校お休み』と言われて少し嬉しそうにしてたり(^-^;


先週の極寒から打って変わって、今週は非常に暖かくなりましたが、まだまだ流行は続きそうですので、予防策はきっちりとしましょう(^^)

Posted:2017.12.15 | Category: 医療系のお話

冬になると中耳炎や副鼻腔炎が悪化するお子さんが非常に増えます。
お薬を使いながら時には鼓膜切開などしながら治療をするわけですが、耳鼻科って毎日のように通院するイメージがありますか?



昔々の耳鼻科と言えばひたすら毎日通院して鼻水を吸引してネブライザーをするということがありました。

しかし、新しいお薬や治療法が確立し、副鼻腔炎も中耳炎も非常に治りやすくなりました。特に抗生剤が色々出来たり、マクロライド少量長期療法といったものですね。



それによって毎日通院させて鼻水吸引⇒ネブライザーのみするということは最近ではほぼないかと思います。


だいぶ昔にそういう病院に手伝いに行ったことがありますが、ホントにひたすら鼻水吸引ばかりの繰り返しで(^-^;
流石に最近ではそんな耳鼻科はないと思います(*_*;



特に自分で鼻をかんで上手に鼻水を出せるお子さんや大人の方はわざわざ鼻水を吸引しに通院する意味はあまりないでしょう。


まだ鼻をかめない小さなお子さんはしっかり鼻水を吸引することで副鼻腔炎も中耳炎も治りやすくなりますので、どうしても鼻水がつまってとれない時は耳鼻科を受診していただいた方が良いと思います。


2~3歳でも自分で上手に鼻水を出せるお子さんはいます。
そういうお子さんは非常に治りが良いし、中耳炎にもなりにくいので、お薬も本当に最低限で済んじゃいます。


逆に5~6歳でも鼻をかまない、かめないお子さんは鼻を「すする」方が癖になっていることが多く、中耳炎にもなりやすくなります。

ついでに鼻を「ほじる」癖がある子も多いです(^-^;


結論
頑張って小さいうちから鼻かみを練習しましょう(^-^)

Posted:2017.12.15 | Category: 医療系のお話

先日、なんとなく観たニュースで「寒暖差アレルギー」について解説していました。
ちらっとしか観てないのでどんな内容だったかはわかりませんが(^-^;


寒暖差アレルギーというのは暖かいところから寒いところ、寒いところから暖かいところと気温差によって鼻水、鼻づまり、くしゃみなどの症状がでます。
正式には「血管運動性鼻炎」とも呼ばれます。


気温の変化という刺激がまさにアレルギー性鼻炎のような症状を起こすわけです。
もともとアレルギー性鼻炎を持っている方が起こしやすいという報告も多く、アレルギー性鼻炎が季節の変わり目に悪くなりやすいというのは血管運動性鼻炎を合併しているからという考え方もできます。


この血管運動性鼻炎については自律神経のバランスが関わっているという話もあります。
寒暖差が激しいと自律神経のバランスが崩れて鼻が過敏になるというわけですね。



治療については基本的に通常のアレルギー性鼻炎のように治療します。
ただし、内服薬だけでは効果が薄いこともあり、点鼻薬を使用するのが重要です。



アレルギー性鼻炎と同様に、一番の治療は原因の除去ですが、寒暖差をなくすのはなかなか難しい(^-^;

ここ数日すごく寒いので、もちろんお出かけの際は暖かい服装でどうぞ(^^)/

Posted:2017.12.11 | Category: 医療系のお話

急な予定ですが...

12月13日(水)は院長不在になります。
診療は通常通り9:00~12:30です。
お待たせする時間が長めになるかもしれませんが、どうぞご了承くださいm(__)m



さて、インフルエンザがどんどん流行ってます。

インフルエンザの感染予防としては、手洗い、うがい、マスクの着用というのが一般的かと思います。


さて、この3つ。
ホントに効果があるんでしょうか?

『インフルエンザ 予防』などで検索すると色んなサイトが出てきますが、手洗いうがいを推奨しているサイトもあれば、全く効果なしと言い切っているサイトまで様々(^-^;

いろいろ論文も含めて読んでみて、自分なりにまとめてみました。


◎手洗い
インフルエンザ予防効果はありそう。
インフルエンザは感染者が触ったものにウィルスが付着して、それを触ることでうつることがありますので(接触感染)、特に外出後などにしっかり正しく手洗いは重要でしょう。

ただ、ドアノブや電車のつり革などたくさんの人が触る場所を触る度に手洗いするというのは現実的には難しい(-_-;)



◎うがい
インフルエンザ予防効果は薄そう。
普通の風邪(上気道感染症)の予防については効果があるようです。
とある有名な研究で、『水うがい』『イソジンうがい』『うがいしない』を比較すると、『水うがい』が最も風邪の予防には有効だったという結果がでました。
ただし、インフルエンザについてはうがいをしてもしなくても結果に差はでなかったようです。

よってインフルエンザ予防になるという証拠はありませんが、風邪予防にはなるので、水うがいは推奨です。



◎マスク着用

これもインフルエンザ予防にはならないという意見が多いようです。
基本的にインフルエンザウィルスは非常に小さいので普通のマスクでは隙間からウィルスが入ってしまいます。

感染者がくしゃみや咳をして飛んでくる飛沫を直接口や鼻に吸い込むことは防げますが、マスクの表面についたウィルスを手で触ると手にウィルスがつくので、その手で口の周りを触ると接触感染になります。


ただ、インフルエンザにかかってしまった方が周りにウィルスを広げてしまうことを少しでも防ぐために、感染者がマスクを着用することは推奨です。



◎結論
手洗いもマスクもうがいもインフルエンザを『完全には』防ぐことはできません。
なんだか当たり前の結論になってしまいましたが(-_-;)


一番はやっぱり流行時期に人混みに行かないことかも...とは言っても学校や職場に行かないわけにはいかないし(^-^;



ちゃんとワクチンを打って、なるべく感染しないように予防をして、それでもインフルエンザのような症状が出たら、ちゃんと診断・治療を受けて周りにうつさないようにすることですね(^-^)

Posted:2017.12.06 | Category: 医療系のお話

すでにニュースなどでインフルエンザの流行が報道されております。


当院でも少しずつ検査で陽性が出る方が増え始めてますが、聞いた話だととある保育園は閉鎖にまでなっているとか(*_*;

保育園が閉鎖になると、インフルエンザにかかってないお子さんも預けられないわけですから、ご両親は大変。
インフルエンザの流行はまだまだこれからですが、早く終息してほしいものです。


それでなくても本格的に寒くなって扁桃炎や中耳炎や鼻炎も増えてますので、皆さん体調には十分気をつけてください。



インフルエンザの典型的な症状は発熱、頭痛、関節痛、倦怠感などで、咽頭痛や鼻水が増えることもあります。
しかし、症状が典型的じゃないことはたくさんありますので、熱が微熱程度だからといって検査をせずに周りにうつしてしまわないようにしましょう。


ちなみにインフルエンザの検査について以前に書きました。
(⇒2017年1月23日の記事『インフルエンザ検査のやり方』


インフルエンザは鼻の奥をグリグリする検査が基本。
しかし、のどを見ただけで診断できる可能性があることは以前から言われております。


普通の風邪をひいたときでも咽頭後壁(のどの口を開けて見える部分)にポツポツと腫れがでることがあります。
インフルエンザの時は特にイクラのような感じの丸いポツポツがでていることが多いのです。
(インフルエンザ濾胞と呼ばれます)


インフルエンザの検査は発熱から6~8時間程度経過しないと検査の精度が低くなることは有名。
もちろん、2~3時間しか経過してなくても検査で陽性がでることはよくあるのですが、こののどのポツポツは感染初期からでることもあり、診断の助けとなります。


とある報告では鼻グリグリの検査よりも感度が高いという話もあります。

それだけでインフルエンザと診断を確定することはできませんが、熱が高くなかったり、インフルエンザの典型的な症状がないときに検査を行うかどうかの検討材料になるわけですね。




...結局鼻グリグリされるんかい!!

なるべく痛くないようにしますんで(-_-;)

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