たかむら耳鼻咽喉科

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鼻の記事一覧

Posted:2018.11.13 | Category: 医療系のお話 鼻

ハナ(゜σ ゜)ホジホジ



はい、鼻ほじりの話題です。


多くの人がやったことがある(もしくはやっている)と思います。

その目的の多くがハナ〇ソをとる為だと思いますが、まずはこのハナ〇ソについて(^^;)
(いちおう伏せ字にしてます)




ハナ〇ソって書いてますが、医療関係者では『鼻垢(ビコウ)』と呼ぶのが多数です。
(ちなみにミミ〇ソは『耳垢(ジコウ)』)


鼻垢は鼻水やホコリ、微生物などが鼻の中で固まったものです。
もともと鼻には外部からのウィルスや細菌などが体内に入るのを防ぐ役割がありますので、その結果鼻垢がつくわけですね。
特に風邪をひいたり、副鼻腔炎などで鼻水が粘っこくなると固まりやすくなって鼻垢の量も増えます。




そしてさらに鼻垢がつく原因として多いのが、鼻をほじって鼻が傷ついていることです。
鼻の粘膜も傷がついたあとは『かさぶた』がつきます。
血液はもちろん固まりますから、余計に鼻垢がつきやすくなります。



かさぶたがついていると気持ち悪くてまたホジホジしてしまい、再度出血してまたかさぶたがついて...
という繰り返しの悪循環になってしまうわけですね。


ちなみに、指でほじらなくてもティッシュを鼻にツッコむのもダメです。
ティッシュでも鼻の粘膜は簡単に傷つきます。



( ゜┌・・゜)ホジホジ




次に、鼻をほじることでどんな悪いことがあるのか。
もちろん上に書いたように鼻血がでたり、繰り返すことで鼻の不快感が強くなるのが一番だと思います。




ちなみに、この話題を書こうと思ったのが、最近鼻ほじりの論文を発見したからで(^-^;



肺炎球菌という細菌が鼻をほじることで周りに拡散してしまうという論文で、特に手が濡れた状態で鼻を触ると鼻の中の肺炎球菌が手に簡単に付着して周囲に広げる原因となるそうです。


想像するとなかなかシュールな検証現場ですが、まぁ鼻をほじることは止めたほうが良いということですな




( ̄σー ̄)ホジホジ




では、鼻をほじらないなら鼻の中に溜まった汚れはどうするか?

よく勧められるのが、お風呂上りなどに鼻をかむことです。
蒸気で湿った状態の方が鼻垢は出やすくなります。


もしくはドラッグストアなどでも売ってる鼻のスプレーで、薬剤の成分が入ってないもの。
(前にも書いたけど、血管収縮剤が入ってるようなスプレーは使わない方が良いです)
鼻の乾燥用のスプレーで湿らせてから鼻をかむだけでも良いでしょう。
ムズムズ感もとれますしね(^^)




色々書きましたが、やっぱり一番は鼻をほじる『癖』を無くすこと
特に小さいお子さんでもほじる癖がある子は多いですが、小さい頃から癖を矯正することが大事だと思います(@_@)





(*′σv`)ホジホジ (*′v`)σ⌒*ピーンッ

しかし鼻をほじる顔文字ってたくさんあるんですねぇ...
思わずたくさん使っちゃいました。スイマセンm(__)m

Posted:2018.09.22 | Category: 医療系のお話 鼻

9月予定
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9月26日(水) 都合により副院長不在
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ここ最近になってだいぶ朝夜の気温が下がってきました。

所謂『季節の変わり目』というやつですが、毎年この時期に鼻の調子が悪くなる方が多いのです。


花粉症と言えば、春(2月~4月頃)のイメージの方が多いと思いますが、春の花粉症はスギ、ヒノキの花粉が原因。
秋に花粉を飛ばす植物もいるわけで、特に有名なのがブタクサです。


butakusa1.jpg
こんな植物です。

butakusa2.jpg
こちらがブタクサの花
北米原産でマッカーサーと共に日本に広まったという話もあります(^-^;



春のスギ、ヒノキに比べるとブタクサ花粉症の方は少ないですが、秋だって立派な(?)花粉症があるんです。




また、花粉症だけではなくハウスダストアレルギーの方も秋は症状が強くなりがちな季節です。


ハウスダストは家のホコリのことですが、中でもダニの死骸が大きな要素として知られています。

ダニは夏の高温多湿で繁殖し、秋になり気温が下がってくると一斉に死んでしまい、アレルギーの原因となります。




季節の変わり目に毎年体調を崩される方、それはもしかしたら風邪ではなくアレルギーかもしれませんよ(@_@)


Posted:2018.05.21 | Category: 雑談 鼻

昨日『世界の果てまでイッテQ!』を観ていたら『高速鼻うがい』なるものにいとうあさこさんが挑戦していました。

たしかオランダだったと思いますが、3リットルもの水分を片方の鼻からポンプを使って送り込み、反対側から噴出する姿に私も爆笑していたのですが...(^-^;



番組のテロップでも『決してマネをしないように』と書かれていました。



...ホントにマネしないで下さい(*_*;




鼻うがい(鼻洗浄)というのは耳鼻科で行うことはちょこちょこあるのですが、結構注意点があります。


バラエティー番組に対して真面目に意見するのはナンセンスだとは思いますが、今回の『高速鼻うがい』にツッコミをいれると...



まずは、うがいに使った水分はなんなんだろうということ。
通常、鼻うがいに使用する水分には食塩水や重曹なんかが入っています。
真水で鼻うがいするとお風呂やプールのお水が鼻に入ったことがある方はわかると思いますが、浸透圧の関係もあり結構痛いです。


同様に水分が冷たかったりしてもかなり痛いです。


そして3リットルという量もめちゃ多い。


もちろんポンプで押し出すような圧力をかけてもダメ(^-^;


といったところでしょうか。





普通の鼻うがいでもちょっとやり方を間違えると中耳炎になることもあります。
jikan1.png
耳と鼻をつなぐ『耳管』を通って鼻から耳に水がはいっちゃうわけですね。



花粉症などのアレルギー性鼻炎に対して1日1回鼻うがい(鼻洗浄)をすると症状の改善が得られたというデータもあります。
また、副鼻腔炎の手術をしたあとは鼻洗浄が非常に重要だったりします。



何事もやり過ぎはダメだし、やり方をしっかり守ることが大事ですね(^^)/

Posted:2018.02.09 | Category: 医療系のお話 鼻


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2月12日(月・祝日) 休日当番医  診療時間9:00~17:00

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前々回のブログで『2月10日くらいには花粉前線が九州に上陸するようです。』と書きましたが、、、

kahun2.9.png

すでに少しずつ飛散しているようです(*_*;

もう症状が出始めた方もいて、すでにお薬を1~2か月分処方して本格的な飛散に備えていただいてます。



花粉症の治療の大前提は『花粉を体の中に入れない』ことですので
・マスクや帽子、ゴーグルの着用
・花粉が多い日は洗濯物を外に干さない
・部屋の清掃
なども重要です。


また、『市販のお薬を使っていたけど、効果がなくて...』という方も結構いらっしゃいます。

ドラッグストアなどで購入できる薬は基本的に古いお薬です。
なので、アレルギーのお薬であれば眠気が強かったり、口が乾いたり、効果が弱かったりします。


また、市販の点鼻薬についても、基本的には習慣的には使わないほうがいいものが多いので注意が必要。



そして毎年スギ花粉症に悩まされている方は舌下免疫療法を検討ください。
(⇒舌下免疫療法のページ

花粉シーズンには開始できませんので、症状が落ち着いてからの開始になりますが全国的にかなり良い成績がでています。


どうぞご相談ください(^^)/

Posted:2017.08.07 | Category: 鼻

本日8月7日は日本耳鼻咽喉科学会認定の『鼻の日』。


ただの語呂合わせで、もちろん3月3日は『耳の日』。



鼻の日と言っても『本日限り、アレルギー性鼻炎の治療が半額!!』なんてことはもちろんありません(^-^;


余談ですが、熊本の某病院耳鼻科医長のA先生の誕生日でもあります。
まさに耳鼻科の申し子(*_*)



そして熊本ではこの時期必ずといっていいほどTKUの『医療大百科』という番組で鼻関係のお話があります。



去年も私が『副鼻腔炎』についてお話したのですが、今年も出演が決まりました。
(⇒去年の記事へ


今年の放送日は8月14日(月)11:20~11:25


今回の内容は『アレルギー性鼻炎の治療~舌下免疫療法を中心として~』です。



放送時間が5分しかありませんので、簡単に説明するだけしかできませんが...台本もとにかく短くまとめるのが大変でした( 一一)



舌下免疫療法については当院でも数十人行っていますし、日本全国では数万人行っているくらい急激に広まっています。
それだけ効果に期待できる治療ではあるのですが、注意しなくてはならないことも多い治療法です。



話せと言われれば30分以上は軽く話せるくらい色々細かい話があるのですが、今回は我慢して(^-^;



明々後日が撮影なので、とりあえず頑張りやす(^^)

Posted:2017.07.24 | Category: 医療系のお話 鼻

前前前回くらいに『嗅覚障害』の新しい治療について書きましたが、それに関連して一つ。



においの検査に『アリナミンテスト』というものがあります。
アリナミン(フルスルチアミン)という注射液を注射し、においを感じるかどうかを見る検査です。




この検査でにおいを感じれば、嗅覚障害は早期に改善することが多いです。(だいたい気導性嗅覚障害)

もちろん、感じなくても絶対に治らないということはないですが、改善に時間がかかったりすることが多いです。(嗅神経性、中枢性嗅覚障害)




『においの相談に来たのに、なんで注射?』
という風に思われる方も多いかと思いますが、ちゃんとした検査なんです(^-^)




ちなみに、この検査に使用するアリナミンという薬。正体はビタミンB1。


そしてこの検査の時に感じる匂いは結構強烈な『ニンニクっぽいにおい』です。
部屋中ににおいが充満してしまうので、しばらく空気清浄機を全開にするくらい強烈。



ちょっと前に流行った『ニンニク注射』というやつの正体もビタミンB1の注射ですね。
『ニンニク注射』という名前ですが、ただのビタミン注射。




アリナミンテストは行うと薬剤、注射器代など全部含めて保険点数45点。つまり自費で行っても450円です。



ニンニク注射で検索してみるとだいたい2000円前後くらいするようで...
ちなみに他のビタミン類をいっしょに点滴してさらに高い点滴なんかもあるようですが、これも薬価は100円くらいです(*_*;




アリナミンの添付文書には効果・効能・作用のところに


食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、甲状腺機能亢進症、妊産婦、授乳婦、はげしい肉体労働時など)』



という文言があり、確かに疲れている時には効果があるんでしょうけど、書いてある通り食事から摂取できていれば必要ないわけです。



まぁ1回の注射や点滴で入れられる栄養素なんてたかが知れてますし(*_*;




なんならアリナミンの錠剤はamazonで買えば1か月分で1000円もしないです。
自宅に届いて1か月毎日飲めるんだから、こっちのほうがどう考えてもお得でしょう。



基本的に点滴は口から投与できない水分や薬剤を投与することが目的です。
ビタミン欠乏症なんて普通に食事していればならないはずですから、本当に必要な方はほとんどいないでしょう。




『点滴した!!』という気分で体調が良くなった感じはあるかもしれません。
私もそれは否定しませんが、一番健康的なのはやっぱり普通にバランスの良い生活をすることでしょう(^^)



なんだか嗅覚障害の話からだいぶ逸れてしましましたが、嗅覚が障害されると食事も美味しくないし、ガス漏れの匂いや食べ物の腐った匂いに気付かないなど危険なこともありますので放置せずにちゃんと受診しましょう(^-^)

Posted:2017.07.13 | Category: 医療系のお話 鼻

先週参加した耳鼻咽喉科臨床学会から持ち帰った知識をもう一つ。


においがしない、感じにくいという嗅覚障害について。
(当ホームページにも記載しています⇒嗅覚障害のページへ



嗅覚障害は気導性、嗅神経性、中枢性の3つに分けられます。


・気導性
においが『嗅裂』という鼻の中のにおいを感じる箇所へ届かないことによるものです。
原因としては副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎など


・嗅神経性
『嗅裂』にある嗅細胞の障害によるものです。
原因としては感冒後の嗅覚障害(ウィルスによるもの)、薬物による嗅覚障害、頭部の外傷によるものなど


・中枢性
中枢神経組織の障害によるものです。簡単に言うと脳の障害ですね。
頭部の外傷や、アルツハイマー病、パーキンソン病などが原因になります。




嗅覚障害の治療としては、ステロイド薬の点鼻というものが古くから盛んに行われてきました。
最近でも盛んに行われている治療ですが、この治療が有効なのは気導性の嗅覚障害だけです。




その次に、ここ数年行われている治療として当帰芍薬散という漢方薬による治療があります。
神経を成長させる働きがあるため、嗅神経性の嗅覚障害に有効です。
この当帰芍薬散はアルツハイマーにも有効とされています。




副鼻腔炎が原因の嗅覚障害は手術が行われることもあります。
特に好酸球性副鼻腔炎と呼ばれる特殊な副鼻腔炎は嗅覚障害を引き起こしやすく、手術しても再発することが多いやっかいな病気です。


そして、嗅覚障害に対する手術では、嗅裂をしっかり広げることが重要になるのですが、狭く、出血しやすく、術後に癒着しやすいので、慎重に行わなくてはなりません。


手術の際のテクニックも色々勉強しましたが、好酸球性副鼻腔炎でも内服薬などを上手に使えばコントロールできることも多々ありますので、副鼻腔炎だからとすぐに手術するのも問題です。



『手術をしたのに良くならない』などという相談もよく受けますし(*_*;
いきなり手術を勧める病院にはご注意を。


普通であれば最低2~3か月はお薬で治療して、改善が全然なければ手術を検討するというのが自然な流れでしょう。




そして、最近話題の治療として、『嗅覚刺激療法』というものがあります。
強めのにおいを繰り返し嗅ぐことによって神経を刺激し、回復を促すという治療です。
つまりリハビリテーションのような感じです。


神経性や外傷による嗅覚障害にも有効という報告が海外ですでに出ており、日本でも少しずつ行っている施設が出てきています。


ただし嗅ぐにおいは変化しない、無害なにおいでなくてはなりません。
また、海外で報告されたものは日本人には馴染みの浅いにおいばかりで、日本人に合うにおいが現在検討されています。


簡単に自宅でも可能な治療なので、今後に期待です!!

DSC_1620.JPG
学会中から一枚。
ポスター発表というやつで、発表内容が書かれたポスターが貼ってあり、3分で内容を説明し、3分で討論します。


耳鼻咽喉科臨床学会はこの発表がメインなので、300枚くらいこんなポスターが貼ってあります(*_*;

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