たかむら耳鼻咽喉科

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Posted:2018.06.26 | Category: 雑談

久々に完全な雑談。


世間はサッカーワールドカップの話題で持ちきりですが、6月といえば今年もルマン24時間レースが行われました。



毎年24時間全部は観られませんが、時間の許す限り観ていた私ですが、正直言って今年は少ししか視聴せず。


なので、これまで書いてなかったのですが(^-^;

(去年は2回にわたって書いてます)
⇒2017年6月16日『栄光のル・マン』
⇒2017年6月19日『酔拳のルマン2017』



やはり今年はワークスチーム(メーカーが運営するチーム)からLMP1(最も速いクラス)での出走がトヨタしかなかったことから、『どうせトヨタが勝つんでしょ?』って感じがしてました。

toyotats.jpg
で、やっぱりトヨタの勝利。


これまで挑戦し続けて、悲劇的なトラブルにも会い、どうしても優勝できなかったトヨタ。
優勝した8号車のドライバーは中嶋一貴、フェルナンド・アロンソ、セバスティアン・ブエミ。


世界3大レース制覇を目指すフェルナンド・アロンソに優勝させるというチームオーダーがあったとかなかったとか...(・_・;)
トヨタのもう一台には小林可夢偉が乗ってましたから、『どっちで勝っても日本人優勝ドライバーの誕生』って思惑があるような気がするのも...(^^;)


どうせならもう一人日本人ドライバーを探して一台は日本人3人とかやって欲しかった。



というわけで、日本のメーカーがルマンを制するという素晴らしく喜ばしいことだとは思いつつ、、、


正直、レース的にあまり面白いとは思えませんでした(*_*;



同じように感じている人も多いようで、日本のメーカーが勝ったのにあまり盛り上がらず。



やはり熱い闘いが観たいのです。




ちなみに、トヨタはルマンにも使用した『TS050 HYBRID』をベースにしたスーパーカーを市販予定とか。
toyotats050.jpg

バットモービルみたい...

Posted:2018.06.22 | Category: お薬の話 医療系のお話 学会

一昨日のことになりますが、勉強会参加。

正式名称は『第14回東部小児耳鼻咽喉科疾患研究会 第6回PENT研究会 合同研究会』

長っ!
DSC_2487.JPG

以前にも参加した記事を書いたことがありますが、小児科と耳鼻咽喉科の合同の勉強会です。

今回は熊本赤十字病院小児科の先生が小児の救急疾患について講演されました。


病気の知識としては知っていることがほとんどでしたが、実際の症例をたくさん提示され、実際の臨床現場の現状と合わせて講演されたので、非常に興味深く勉強になりました(^^)



例によってひとつご紹介。
使用するお薬が変わってきたというお話。


このブログでもたびたび書いてますが、日赤でも抗生剤の使用量がかなり減っているそうです。
特に3世代セフェムと呼ばれるフロモックス、メイアクト、セフゾン、バナンなどのお薬はここ10数年で10分の1以下になっているそうです。


しかし、重症の感染症は減っている。これはワクチンが充実したことが大きいと思いますが、抗生剤が必要な場面というのは本当は多くないということでしょう。




また、以前はよく使用していたペリアクチン、ポララミン、アタラックスなどの第1世代抗ヒスタミン薬(アレルギーの薬)も減っているようです。



小児の風邪にお約束のようにアスベリン、ペリアクチン、ムコダインって感じで処方されることも多いこれらのお薬ですが、基本的に古いアレルギーのお薬ですので、副作用として中枢神経抑制(眠気、集中力の低下など)が強く、また、熱性けいれんを誘発する可能性があります。


これも以前に一度書きましたね。



いずれにせよ、お薬なんて飲む必要がないなら飲まない方が良い。
その必要性をしっかり見極めるのは医師の努力です。


...頑張ります(^^)/

Posted:2018.06.18 | Category: 医療系のお話 補聴器

前回、補聴器の購入費用が医療費控除の対象となることについて書きました。
2018年6月14日『補聴器と医療費控除』


これについて、医師の間でも様々な意見があるようで。


『いままで認められてなかったのがおかしい』
『高齢化社会のなか、有難い制度』


といった歓迎意見が多いのですが


『診療情報提供書の費用がとれないのに、記載が煩雑過ぎる』
『補聴器相談医しか記載できないのはなぜ?』


なんていう意見もあるようです。



いずれにせよ、この制度の根本には日本の補聴器が今まであまりにも野放しにされてきたということがあります。
以前にも何度も書きましたが、日本は補聴器の満足度、使用率ともかなり低いです。


そして高額過ぎる補聴器が平然と販売されています。
(⇒2017年4月5日『補聴器トラブル』



先日も補聴器をつくる前に聴力検査などを受けに来られた方がいらっしゃいました。
検査結果は加齢による中等度の難聴。普通の補聴器で十分対応できるレベルです。


どうやら補聴器販売店に先に耳鼻科で検査を受けるように言われたらしく、それは良いことなんですが...



『費用は片方で400000円、両方で800000円と言われました。』



...検査結果の前に補聴器の値段がわかってるってどういうこと(*_*;?
検査結果に関係なく高額の補聴器を売りつける気満々ですね。



はい、当院からちゃんとした販売店をご紹介致しました(-.-)



こんないい加減な補聴器販売が日本中で平然と行われているわけです。


そのために日本耳鼻咽喉科学会が国税庁やらと掛け合って、補聴器作成の前に耳鼻科を受診させるようにする仕組みを考え今回の医療費控除に結び付いたのでしょう。
私はこの制度に大賛成です。




ちなみに、補聴器相談医は熊本県に44名。
相談医になるには耳鼻科専門医が講習会を受ける必要がありますが、そんなに大変でもないです。
診療情報提供書を書くのもそんなに大変じゃないです(・_・;)

Posted:2018.06.14 | Category: 医療系のお話 補聴器

今回は是非たくさんの方に読んでいただきたい内容です。


平成30年度から補聴器の購入費用が医療費控除として認められるということが厚生労働省、財務省によって承認されました。

日本耳鼻咽喉科学会のHPに詳しい手順が載っていますので、大事なところを転載します。

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  1. 難聴患者は、まず補聴器相談医を受診し、必要な問診・検査を受ける。

  2. 補聴器相談医は「補聴器適合に関する診療情報提供書(2018)」に必要な事項を記入し、患者に手渡す。

  3. 患者は補聴器販売店に行き、「補聴器適合に関する診療情報提供書(2018)」を提出し、試用の後、補聴器を購入する。

  4. 患者は「補聴器適合に関する診療情報提供書(2018)」の写しと補聴器の領収書を受け取り、当該年度の確定申告における医療費控除対象として申請し、保存する。(税務署から求めがあった場合は、これを提出する。)

     (⇒日本耳鼻咽喉科学会『補聴器購入者が医療費控除を受けるために』

    http://www.jibika.or.jp/members/iinkaikara/fukusi_koujyo.html

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ここに書いてある『補聴器適合に関する診療情報提供書(2018)』というものは下のような用紙です。
hotyoukiteikyou1.png

こんな感じで、補聴器相談医が補聴器を作成する際に耳の中の状態や、留意事項などを記載し補聴器専門店などに情報を提供するためのものです。



hotyoukiteikyou2.png

2018年度版から赤線の部分が加わり、医療費控除を受けるにはここを補聴器相談医が記載することが必要となります。



補聴器購入費用はどうしてもある程度高額になってしまいますので、是非購入する際はこの制度を活用ください。



ただ、この制度も始まったばかりですので、控除がどこまで認められるかなどわからないところもあります。


国税局のサイトにも『補聴器が医師等による診療や治療を受けるために直接必要』、『一般に支出される水準を著しく超えない部分の金額に限り』など制限を設けた書き方になっています。


過剰な機能をたくさんつけて高額過ぎる補聴器などは認められないかもしれません。



補聴器のページでも書いてますが、補聴器をつくる前に耳の病気がないか、耳の中の形は問題ないか、など耳鼻科で診察を受けることをお勧めしています。


今回の制度ができて、ますます補聴器をつくる際はまず耳鼻科医(補聴器相談医)に相談することをお勧めします。



難聴が高度の場合は身体障害者認定されることもありますし、この場合は補助金も出ます。身体障害者の認定にも身体障害者福祉法認定医の診断が必要です。



国税局のサイトと熊本県の補聴器相談医のリストを下にリンクしておくますので、ご参照ください。



国税庁
『医療費を支払ったとき(医療費控除)』
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1120.htm
『補聴器の購入費用に係る医療費控除の取扱いについて』
http://www.nta.go.jp/law/joho-zeikaishaku/shotoku/shinkoku/180416/index.htm


熊本県の補聴器相談医
http://www.jibika.or.jp/members/nintei/hochouki/meibo_pdf/43_kumamoto.pdf

Posted:2018.06.11 | Category: 学会

タイトル通りの長~い名前の集会が6月9日(土)に開催されました。

DSC_2428.JPG
簡単に言うと熊本県の耳鼻科の色んな報告事項があって、その後勉強会がある感じです。


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会場は熊本大学病院内にある山崎記念館

...狭い



学術講演会では色々な話があったのですが、ひとつ紹介します。


副鼻腔炎(蓄のう症)によって顔面痛や頭痛が起こることは有名です。
主に三叉神経に関係して痛みが起こるわけなのですが、特に副鼻腔炎を起こしていなくても鼻が原因で頭痛が起こる可能性があります。


特に『鼻粘膜接触点頭痛』というものがここ最近学会などで聞くことが多くなりました。


診断基準は以下のようになっています。
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A)眼窩周囲および内側眼角または側頭頬領域の間歇性痛みで、かつCおよびDを満たす
B)臨床上、鼻腔内視鏡またはCT画像のいずれか1つ以上に鼻粘膜接触点の証拠があるが、急性副鼻腔炎がない
C)以下の少なくとも1項目を満たすことにより痛みが鼻粘膜接触による可能性があることを示す証拠がある
1.直立位と臥位を変えることによる鼻粘膜うっ血の重力性変化に応じて痛みが変化する
2.プラセボそのほかの適切な対照を用いて中鼻甲介を診断的局所麻酔後、5分以内に頭痛が消失する
D)痛みは、粘膜接触点の外科的切除後、7日以内に消失し、再発しない

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簡単に言うと、他に頭痛の原因がなくて、CTや内視鏡で見ると鼻の粘膜が鼻中隔(鼻の真ん中の仕切り)に接触していること。
そしてそこを局所麻酔したり、手術で切除することによって改善する頭痛。ということです。



片頭痛などで治療を受けてもなかなか良くならない頭痛の中にはこういった頭痛も隠れていると考えられます。


頭痛の診断の際にCTなどを撮影する際には副鼻腔炎があるかどうかは確認しますが、粘膜が接触しているかどうかまで確認する施設はあまりないかも(^-^;


あまり患者さんの数は多くない(と思われる)病気ですが、患者さん側からしたらそんなこと関係ないですからね。細かいところまで気を付けて診察していきます(^^)/

Posted:2018.06.08 | Category: 雑談

昨日は代診で『ましきクリニック耳鼻咽喉科』へ行っておりました。

代診というのはその病院やクリニックの医師に代わって診療を行うことですが、やはりいつもと若干勝手が違います。
使用している機材も微妙に違ったり、薬の品揃えも違います。



例えば耳掃除に使用する綿棒。
当院ではかなり細めのものを使用しています。
なので、他の病院での太めのものだとちょっと使いづらい。もちろんなんとかしますけど(^-^;


さらに、ほとんどの患者さんが初対面ですので、それまでの病歴をカルテで確認したりで時間がかかりがちになります。


というわけで、代診というものは結構大変なんです(・_・;)



でも良いこともありまして


例えば耳鳴りに対する治療なんてのは医師によって結構治療方法が違います。
『耳鳴りは治らない。慣れるしかない。』なんてことを言ってしまう医師もいます(-.-)


状態によってビタミン剤や循環改善剤、安定剤、漢方薬などなど様々なお薬を使います。


代診先で治療されている方の経過をみて
『こういう薬の組み合わせ方で結構効果あるんだな~』と、知識を吸収できることもあるんです。


論文や学会発表でのデータとは違って『生の感想』を聞くことができるので、より身になる知識と言いますか(^^)



もちろん、その地域の医療に貢献もできますし、幸いなことに当院は常時2名体制ですので当院の診療に支障がなく、需要があればまた行ってくるかもです(^^)/

Posted:2018.06.04 | Category: 雑談

6月の予定
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6月7日(木) 他院での代診のため、副院長不在です。

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週末に『ガイアの夜明け』というテレビ番組を偶然観ていた時に特集されていた『ミライスピーカー』。



"音のバリアフリースピーカー"を目指しているということで、耳鼻科医として見逃せない番組でした。




普通のスピーカーはすり鉢状の振動版が振動することによって音を発生させますが、この『ミライスピーカー』は湾曲した下敷きのような形状です。

curvy_top_image.png

この形状の違いによって『遠くまでくっきりとクリアに』聞こえる音を実現しているそうです。


ただ、この原理はよくわかっていないとのこと(@_@)


音は『音波』という言葉があるように『波』ですから、きっと湾曲した形が波をきれいに遠くまで伝えてくれているんでしょう。

当たり前ですが、音響の専門家でもわかっていないので、私程度の知識じゃ全くわかりませんm(__)m



で、このスピーカーの凄いところは難聴の方に聞きやすいというところ。


もともと、高齢者の難聴の方は普通のスピーカーよりも蓄音機の音の方が聞き取りやすいというところから開発がスタートしたそうで。



おそらくは語音明瞭度(音を聞き分ける力)が落ちた方にもクリアに聞こえるのでしょう。やはり原理はわかりませんが(^-^;



すでに空港や銀行や証券会社、介護施設などで設置されてきているそうです。
難聴の方は特に周囲がざわついている空間などでは聞き取りがさらに悪くなってしまうので、非常に有効でしょう。




まだ生産数も多くないからか、お値段も高いですがこの技術がどんどん応用されて普及していけばまさに『音のバリアフリー』。
是非発展していってほしいですね(^^)



是非当院にも導入したい!

っと思ったら院内にスピーカーなんてなかった(・_・;)

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