たかむら耳鼻咽喉科

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もぐらタイムズ

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Posted:2019.05.08 | Category: 雑談

長かった連休も終わり、昨日から診療を再開。
やはり昨日は混雑しました(^-^;

連休中に調子が良かった方も、連休中に発熱しちゃった方も...
旅行中に必ずといっていいほど体調崩す方っていますが、なにが原因なんでしょう( ;∀;)




私も連休中は温泉に行ったり、古い友人とお酒を飲んだり、動物園に行ったり、甥っ子姪っ子と遊んだり色々できました。




そして私の娘も温泉旅行中、見事に発熱しました( ;∀;)
1日で解熱したので、特に薬も使いませんでしたが。



そんな色々あった連休ですが、あっという間に過ぎてしまいました。
元号とともに気分も新たに頑張っていきます!





ちなみに今年って...




お盆休みも長いそうですね(・_・;)

Posted:2019.05.01 | Category: 雑談

本日5月1日、令和を迎えました。

今日は連休中に一日だけ診療日として診療しました。

どうしても1週間以上間を空けることができない患者さんもいるので、従業員にもお願いして本日だけ(^-^;

当番医もあるし、他にも診療しているクリニックもあり、そこまで混雑もせず。

(空いた時間でこのブログ書いてます(^-^;)

DSC_3058.JPG
電子カルテもちゃんと『』表示になっていて一安心(*^^*)
なんとなくまだ違和感がありますが...



ちなみに平成最後の患者さんは『急性中耳炎』、令和最初の患者さんは『アレルギー性鼻炎』でした。
非常に耳鼻科らしい感じ(^^)


令和になっても『もぐらタイムズ』は色んな病気のこと、薬のこと、くだらない雑談も含めて(^-^;
できるだけ役に立つような情報を書き続けていきます!

Posted:2019.04.26 | Category: お薬の話 医療系のお話

咳のお話3連発です。

ただ、この話は特に書きたかったので(^-^;



よく患者さんから言われます。

『子どもの咳が昨夜ひどかったので、前にもらったテープを貼りました』


ホクナリンテープツロブテロールテープという名前のものですね。


このテープ。気管支拡張薬の一種です(正確にはβ2刺激薬と言います)。
前回書きましたが、末梢性鎮咳薬の一つになるわけで、直接的な咳止めの効果はありません。


テープからじわじわと薬の成分が出てくるようになっていますので、効果がでるまでに4~6時間程度かかると言われています。
そして12時間後くらいに効果はピークになり、長時間効果が持続するようにできています。
なので、激しい咳に対して即効性のあるお薬ではないわけです。



当然のことながら、気管支を拡げるだけのお薬ですから、気管支が狭くなっている状態以外には効果ありません。

よって、使用する場合も結構限られています。

・気管支喘息
・ぜーぜー音がするような気管支炎

くらいです。

なので、呼吸の音を聞いて異常がない場合はほぼ使いません。



当然お薬ですから、副作用もあります
・手足が震える(振戦)
・動悸がする
といった症状が典型的な副作用です。
頻度としても結構多く、10歳以下の子どもで1割以上の確率で手足の震えがみられたという報告もあります。



何度でも書きますが、使うお薬は少ない方が良いです。
『咳が出る』⇒咳止め、貼り薬、去痰薬etc...
というパターンは本当によく見ますけどね(^-^;


もちろん、ちゃんとした使い方であればしっかり効くお薬ですよ(^^)




結論。
ホクナリンテープ、ツロブテロールテープは『咳止めテープ』ではありません。
すぐに効くようなお薬でもありません。
必要な時はしっかり使うことが大事ですが、不用意には使わないようにしましょう(^^)

Posted:2019.04.22 | Category: お薬の話 医療系のお話

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前回は『咳とは?咳止めとは?』ということで書きました。

咳止めの中でも『中枢性鎮咳薬』についてまで書きましたので、今回はそれに対する『末梢性鎮咳薬』について。



上の画像はとあるお薬の本です。
そこには『末梢性鎮咳薬には去痰薬、気管支拡張薬、局所麻酔薬(塗布)、含嗽薬、漢方薬、トローチなどがある。』と書かれています。色んな作用によって間接的に咳を抑えてくれるお薬と考えて良いと思います。



例えば、気管支喘息では気管支に炎症を起こし気管が狭くなり、さらに分泌液(痰)が増えます。
そういう時はステロイド(吸入や内服)を使用して炎症を抑え、気管支拡張薬(ホクナリンやメプチンなど)を使って気管支を広げ、さらに去痰薬(ムコダイン、ムコサールなど)を使用して痰を出しやすくすることで咳を減らす。という方法が考えられるわけです。
(もちろんすべての喘息にこの治療をするわけではありません)


こんな時に中枢性鎮咳薬を使用すると、せっかく痰を出す為の咳が抑えられてしまいます。
なので気管支喘息の場合は所謂『咳止め』はほとんど使わないと思いますし、あまり効果も期待できないと思います。



副鼻腔炎で後鼻漏(鼻がのどに流れこむ)が多く咳が出ている場合は抗生剤を使用して鼻水を減らすことが咳を止めることにもなりますし、胃食道逆流症で胃酸が逆流しその刺激によって咳がでる場合は胃酸を抑えるPPI(プロトンポンプ阻害薬)やH2ブロッカーといった胃酸を抑えるお薬が咳を抑えることになります。



原因によってアレルギーの薬が咳止めになったり、抗生剤が咳止めになることもあるわけです。




咳の患者さんは非常に多いのですが、原因もわからず漫然と中枢性鎮咳薬を使用し続けるのは何の治療にもならないので、なんやかんやと原因を考えながら、必要な時は咳止めを使用しつつ治療を行います(^^)

Posted:2019.04.18 | Category: お薬の話 医療系のお話

いきなりですが、花粉症ネタも時期外れになってきたので咳の話です。
咳の原因についてはだいぶ前にまとめました。
>せきの原因(1)副鼻腔炎
>せきの原因(2)喉頭アレルギー
>せきの原因(3)胃食道逆流症
>せきの原因(4)薬剤性・気道異物・百日咳


本当は咳の原因について書く前に書くべきだったかもしれませんが(^-^;
まず、咳とは?

咳はもともと、体に備わっている防衛のための反応です。


例えば、食べ物や飲み物が気管に入ろうとすると激しく咳がでます。
これは肺に食べ物や飲み物が入らないようにする反射です。

この反射が弱くなってしまうと、誤嚥性肺炎の原因になります。
変な言い方ですが、この咳は人間にとって『必要な咳』です。


もともと気管支の粘膜からは絶えず分泌液が出ています。
この分泌液が外から入り込んだホコリやウィルスなどの異物を絡めとります。
これがそのままだと呼吸の妨げとなってしまうので口の方に出そうと咳が出ます。
簡単に言うと痰を出す為の咳で、これも『必要な咳』




ただし、炎症やアレルギーなどが原因で実際には痰がそこまで多くないのに、気道が敏感になってしまいちょっとした刺激で咳が出てしまうことがあります。
これは本来『不必要な咳』です。
咳が続くことで更にのどを痛めたりもします。


実際には『必要な咳』も『不必要な咳』も混じっていることもあり、こんな単純にはいかないわけですが(^-^;
止めた方が良い咳と止めない方が良い咳があるわけです。



単純に『咳⇒咳止め』ではダメということですね。
咳の原因をしっかり見極める必要があります。



次に咳止めについてです。正式には鎮咳薬(ちんがいやく)ですね。
一般的に使用される頻度が多い咳止めを挙げてみます。

麻薬性中枢性鎮咳薬
コデインリン酸塩、リン酸コデイン

非麻薬性中枢性鎮咳薬
アスベリン(チペピジンヒベンズ酸塩)
メジコン(デキストロメトルファン臭化水素酸塩化和物)
アストミン(ジメモルファンリン酸塩)



この辺りがよく使用される咳止めかと思います。
麻薬性というのは、読んで字のごとく麻薬が入っているということです。
コデインという麻薬になるわけですが、咳止めで使用されるのは簡単に言うと成分を薄くしており法律上は麻薬扱いにはなりません。



中枢性鎮咳薬は脳の咳中枢を抑制することで咳を止めるように働きます。
単純に咳の反射を抑えるわけですね。


なので、咳の元々の原因を抑えずに延々とこういった咳止めを続けるのは『治療』にはなりませんし、だいたいそういった時って咳止めの効果もイマイチ(^-^;




『中枢性』があるということは、『末梢性』もあるということですが...
それは次回に(^^)/


Posted:2019.04.15 | Category: 雑談

やっぱり今年もこの話題。
週末からテレビでもたくさん特集されていますが、熊本地震から3年経ちました。


去年も一昨年もこの話題でブログを書いてます。


4月16日の本震の後、なにか手伝おうと熊本大学病院に行っていた私。
とある後輩も病院に来ていました。
正直あまり手伝えることもなかったのですが...その時



後輩『先生、すいません』
私「なに?」
後輩『自宅に貴重品を取りに戻りたいのですが...』
私「いいよ。気を付けて。」
後輩『...怖いんで一緒に来てもらっていいですか( ;∀;)』
私「...いいよ(・_・;)」



当時彼は大学病院から徒歩1分以内という場所に住んでいたのですが、一緒に行ってあげました。
たしか5階くらいに住んでいたんじゃなかったかな。


エレベーターは使えず、非常階段でカンカンカンっと上り...
まだ強い余震が続いていたので、彼が貴重品を集めている間に私は倒れそうなテレビなどを棚から床に下ろしていました。

貴重品を回収してまた非常階段をカンカンカンっと下って病院へ。



その後、その後輩はアメリカに留学し、先月帰国。
なんかこの出来事、非常に印象に残っており、帰国した後輩と食事をした時も話題になりました。


今は笑い話みたいに話せるけど、大の大人が一人で家に帰れないほどの恐怖があの時にあったわけです。



去年は"調べてみると今も『3万8000人』が仮設住宅などでの仮住まいなどでの生活を余儀なくされているそうです。"と書いてます。


今年のニュースでは『1万6500人』だそうです。



きっと来年も書くことでしょう。

Posted:2019.04.08 | Category: お薬の話 医療系のお話 鼻

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まだヒノキ花粉症が続いていますが、今回はスギ花粉の舌下免疫療法のお話です。

舌下免疫療法の詳しい話は⇒コチラ


リンク先で書いていますが、スギ花粉の舌下免疫療法に使用するお薬は『シダトレン』と『シダキュア』の2種類があり、これまでは『シダトレン』が中心でした。


この『シダトレン』は液体のお薬で特に最初の方は『1回何滴』という風に微妙な調整が必要だったり、冷所に保管が必要だったり、なかなか面倒(^-^;


しかしもう一つの舌下免疫療法のお薬『シダキュア』は錠剤になりますので、冷所保管の必要もなく旅行などにも持っていきやすくなります。

さらに『シダトレン』は12歳以上しか処方できませんが、『シダキュア』は年齢制限がなく5歳以上であれば問題なく行えるとされています。

(5歳以下で花粉症で困っているお子さんも少ないでしょうが)




また、『シダキュア』の方が1回当たりの用量が多く効果も良いのでは?というデータもあります。





というわけで、良いこと尽くめのような『シダキュア』ですが、昨年発売され、当院ではまだ使用しておりません。

その理由は、「新しいお薬は2週間までしか処方できない」という決まりがあるため。




しかし!


来月からこの処方制限がなくなります(^^♪



その一方、『シダトレン』は今後製造中止になっていくそうです(・_・;)



というわけで、これから舌下免疫療法を希望される方は基本的に『シダキュア』を使用していくことになります。

これまで『シダトレン』を使用していて、今後も継続が必要な方は『シダキュア』に変更も可能です。




しかしなぜ『シダトレン』を製造中止にしなくてはならないのか...


メーカーの方に聞いてみたところ、『シダトレン』も『シダキュア』もスギの花粉を原料に作られているので、両方作るには原料が不足するということでした。









安心の国産スギ花粉を使ってますから(; ・`д・´)!!

だそうです(^-^;

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