たかむら耳鼻咽喉科

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Posted:2017.06.01 | Category: 医療系のお話 学会

6月になりました!
やっぱり例年に比べて蒸し暑いような...運動会も皆さん大変だったようで(^-^;



熊本の話をしていますが、現在栃木県にいます。

DSC_1505.JPG
18:30まで診療し、熊本空港に直行
19:50発 JAL0638便
21:25 羽田空港着
東京モノレールで浜松町へ
山手線で東京駅へ
22:44発 東北・北海道新幹線なすの281号
23:38宇都宮着
23:50ホテル着

結構つらかった...(^-^;



さて、明日から小児耳鼻咽喉科学会に参加です。


小児耳鼻咽喉科について
『こちらの耳鼻科はこどもや赤ちゃんも診察できますか?』


時々質問されます。


基本的に耳鼻科は年齢関係なく診療しますので、乳幼児の診察をしない耳鼻科は存在しない...はずです(^-^;


小児耳鼻咽喉科って正式な診療科名ではありませんし、小児耳鼻咽喉科専門医という資格も存在しません。
名乗るのも自由です。


こども病院など、こどもしか受診しない病院にはこういった名称の科も時々みかけます。



この学会は小児科と耳鼻咽喉科が合同で開催するような学会で、学会の発表も耳鼻科医もいれば小児科医もいます。


今回小児耳鼻咽喉科学会は第12回目。
(ちなみに先々週に参加した日本耳鼻咽喉科学会総会は第118回でした。)


もともとは小児耳鼻咽喉科研究会という名前で1979年に設立されたそうですので新しい学会ですし、参加人数も多くありません。



はっきり言ってこの学会に参加している耳鼻科医は熊本で見たことありません(*_*;


さぁ、明日から2日間。また頑張って色々吸収します!!

Posted:2017.05.30 | Category: お薬の話 医療系のお話

佐藤琢磨インディ500制覇!!
いや~、昨日は朝から素晴らしい気分でした。
20170529-satoutakuma.jpg
『インディ500』といえば世界3大レースのひとつ。
『F1モナコGP』『ルマン24時間耐久レース』と並び称されるレースです。


日本でインディカーはあまり人気がありませんが、今年は元F1チャンピオンのフェルナンド・アロンソが参戦することで注目されていました。


そこで佐藤琢磨の予選の好調ぶりをみて期待していた方も多かったのではないでしょうか。


いや~ほんとに素晴らしい!!
レースの話をしだすと長々なってしまうので、このへんで止めときますが(^-^;





さて、前回『一番使うお薬』について書きましたが、

そんなことを考えていると、「日本で一番売り上げてる薬ってなんだろう?」という疑問がわいてきました。


「薬価が高い抗がん剤?分子標的薬?」
「延々と飲んでいることが多い降圧薬?」
「意外とアレルギーの薬も上位に入っているかも...」

などなど考えて調べてみると、、、



2015年度のランキング発見



1位ハーボニー
2位ソバルディ
最近もニュースで話題になったC型肝炎の治療薬がダントツで上位独占。
もちろん薬価も高いのですが、非常に画期的な薬ですし、発売後すぐに1位になったようです。



以下みてみると、抗がん剤は5位アバスチン、17位リュープリンが入ってるくらいで意外と上位には少ない。


高血圧に使う降圧薬はやっぱり上位にミカルディス、アジルバ、ブロプレスと入っています。糖尿病関連も結構上位にありますね。


21位にロキソニンが入っているのもなんか納得。
66位になにかと話題になったオプジーボも入ってます。




耳鼻科関係でいくと、、、23位にキプレス発見。
これはアレルギー性鼻炎にも使うお薬ですが、喘息にもよく使われるので上位に入ったのでしょう


そして63位アレロック!84位タリオン!
アレルギーのお薬がここでやっとランクイン。


アレロックはジェネリック医薬品もあるのにこの順位はちょっとびっくり。
2歳からでも使用できるので、そのおかげかな。効果も強めですしね。


そしていました、106位にムコダイン!
155位にオノンもいました。



抗生剤を見てみると47位にゾシン。ほほぅ...


ゾシンはペニシリン系の点滴に使うお薬で、タゾバクタムという成分が入っていて緑膿菌というやっかいな菌によく効くようになっています。

大学病院に勤めているときは肺炎に結構使用しましたが、たしかに非常に良く効く印象です。



そして75位クラビット、103位メイアクト、120位クラリス、127位フロモックス、131位ジェニナック、193位メロペン、204位オゼックス。


ゾシンとメロペン以外は内服薬。

やっぱりオゼックスたくさん使われてるんだな~。


オゼックス小児用の適応症は『中耳炎』『肺炎』『コレラ』『炭疽』だけですからね!あんまり使わないでね!!



しかしこうやって見るとなかなか面白いもんですね。日本医療の縮図が見えるようです。





そして世界に目を向けると...これは2016年のものを発見。


1位ヒュミラ、3位エンブレル、4位レミケードと抗リウマチ薬が上位独占。

2位にハーボニーが入っています。



そしてリツキサン、アバスチン、ハーセプチン、レプラミドと抗悪性腫瘍剤がトップ10に4つも入ってます。


9位に肺炎球菌ワクチンのプレベナーが入ってたり、12位に喘息の吸入薬のアドエアが入ってたりだいぶ日本とは違うようです。




しかし上位はアメリカの会社の薬ばかり。次点でスイス。
日本製は14位にクレストール(高脂血症治療薬)、25位にエビリファイ(統合失調症治療剤)が入っています。



インディ500を制した佐藤琢磨のように、日本が席捲することはあるんでしょうか...

難しいですかね(^-^;

Posted:2017.05.27 | Category: お知らせ お薬の話 医療系のお話

まず6月の予定を。

6月2日(金)6月3日(土)
小児耳鼻咽喉科学会出席の為、副院長不在です。
栃木県は宇都宮に初上陸してきます。例によって診療自体は通常通りです。


6月8日(木)
他院応援のため、副院長不在です。また応援要請を受けました(^-^;




さて、題名の話を。お薬の名前ですが。

「一番よく処方する薬ってなんだろう?」


先日なんとな~く考えてみました。

薬の系統だと、長期的に処方するアレルギーのお薬(抗ヒスタミン薬)が多いのでしょうけど、たくさん種類があって患者さんによって結構違うから一つ一つはそこまで多くない。


抗生剤も同じ理由で違うでしょう。



となると、題名のカルボシステイン、ムコダインが一番かもしれません。
ホントによく使います。



『ムコダイン』とは杏林製薬が出している製品名。『カルボシステイン』は成分名でジェネリック医薬品はこっちの名前になります。



一般的に『去痰薬』と呼ばれるもので、その名の通り痰を出しやすくする作用があります。
粘液調整作用といって、具体的には炎症を起こした痰は色がついて粘っこくなりますが、その痰の粘り気をとってくれます。


また、粘膜修復作用を併せ持ち炎症で傷ついた粘膜を修復してくれます。



耳鼻咽喉科という名の通り、『耳』『鼻』『のど』などの病気を治療しますが、どの部分でも使うことが多いお薬です。


『耳』では中耳炎に使用します。中耳炎では鼓膜の奥に膿や浸出液が溜まりますが、その溜まった液を出しやすくしてくれるわけです。
滲出性中耳炎では日本で唯一適応があるお薬でもあります。



『鼻』では主に副鼻腔炎に使用します。中耳炎と同様に粘っこくなった鼻水を出しやすくしてくれます。軽い副鼻腔炎なら抗生剤を使用せずにこの薬だけで治っちゃうことも結構あります。



『のど』では咽頭炎や扁桃炎、上気道炎(風邪)にも使用します。これは粘膜修復作用を期待するわけです。
そのほかにも気管支炎などにもよく使われています。



病気の種類からもわかるように、乳幼児からご高齢の方まで幅広く使うお薬です。市販の風邪薬にも同じ成分が入っているものがちょこちょこあります。

錠剤が500mgと250mg
mukodain.jpg

ドライシロップ(粉薬)もあるので非常に使いやすい。ちなみに味も悪くない。ちょっと酸っぱいラムネのような感じです。
mukodainds.jpg


副作用も少ない安全なお薬ですが、肝臓を傷めたり(薬剤性肝障害)、皮疹(薬疹)が出たりすることは稀にあります。

私も2~3人くらいそういった副作用の経験がありますが、お薬を中止するだけですぐに治りました。



「痰がからむ」という訴えに対して「とりあえず」といった形で処方されてしまうことも多いお薬ですが(^-^;

これからもきっとお世話になるお薬でしょう(^^)

Posted:2017.05.25 | Category: 医療系のお話

5月だというのに暑くて梅雨が明けたらどんな猛暑が待っているか不安です(*_*;
熱中症にも気を付けましょう!


さて、前回まで学会の報告をしていました。
学会はもちろん最新の知識を得るために大事な場所です。


学会に所属しているとだいたい『学会誌』というものが送られてきます。
例えばこれ
DSC_1493.JPG
『小児耳鼻咽喉科学会』の学会誌です。

これは来月行われる学会の発表内容などが載っている号ですが、だいたいはその学会に投稿された論文が載っています。


私は5つほど学会に所属しているので、こんな感じの雑誌が毎月何冊も送られてきます。
これは非常に便利で、重要な知識源です。
(とっても置き場所をとりますが(^-^;)


そのほかに、こんなものもあります。
DSC_1492.JPG
これは耳鼻咽喉科の『雑誌』です。


毎月刊行される雑誌が耳鼻科関連だと3つあります。
写真の『JOHNS』『ENTONI』そして『耳鼻咽喉科・頭頸部外科』という雑誌です。


『耳鼻咽喉科・頭頸部外科』は毎月購読しているので、全部送ってくるのですが、他の2誌は気になったものだけその都度購入しています。


写真の2冊は先週学会の書籍販売コーナーで目について購入。
ひとつ紹介すると『JOHNS』の2017年4月号は"進化する補聴器診療"というテーマです。


興味深かったのが、"補聴器普及率における国家間の格差"という記事。


日本の補聴器普及率が欧米に比べて異常に低いことは以前から何度も書いていますが(欧米30~50%に対して日本は13%)、補聴器を購入した方の"補聴器に対する満足度"を調べた結果、欧米は70~80%以上に対して、日本はなんと39%!!


何十万円の買い物をして満足する人が2人に1人以下ってひどい結果(-.-)
普通の買い物じゃ考えられません。


欧米と補聴器自体は同じはずなので、よっぽど他に問題があるのでしょう。


しかし医学書全般に言えることですが、100ページくらいの雑誌で3000円って高いよなぁ...
(紙質はいいんですけどね)

Posted:2017.05.22 | Category: 医療系のお話 学会

学会から無事帰ってきました!
1、2日目はその日のうちに書きましたが、ちょっと間があいてしまいましたm(__)m


3日目も快晴。朝6時に起床し、7時には出発。ホテルから会場まで歩くと普通に汗ばむ陽気です。

DSC_1477.JPG
原爆ドームが遠くに見えますね。


会場は土曜日ということもあり、さらに人数が増えた感じです(-.-)

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2日目の記事で書いた企業展示ブース。本当にモーターショーのようでしょ。


また講習を聞きまくります。


特別講演として阿川佐和子さんのお話もありました。
最近ニュースを賑わしていましたが、ご本人からほんの少しだけその話も(^^)
やはりお話は非常に上手。『聞く力』という題名で、阿川さんの著書と同じ題名でしたが、『話す力』も抜群です。


話の途中で一瞬ビートたけしさんのモノマネをされたのが個人的にはヒットでした(^^)



そのあとも18時くらいまで講習を聞いて終了。



1500人以上はいたかと思われる耳鼻科医が一斉に帰路につきます。
タクシー乗り場には軽く100人以上の行列(*_*;


仕方なくしばらく歩いて別の乗り場でタクシーに乗り込みます。


駅でもみじ饅頭やらお土産を買いこみ、自分用にちょっと広島のお酒も(*´з`)

新幹線に乗り込みやっと一息。

あまり広島グルメを楽しめなかったので、ここで少しだけ。

DSC_1486.JPG
あなご飯と手羽先



20時過ぎに熊本着。

家に着いたら荷物を片付ける気力もなく、ぐったり。


非常にためになる学会でしたが、とにかく人が多かった。

席をとるためにめっちゃ力を使いました。



疲れた分最新の知識も吸収したし、最新の医療機器の情報も得ましたので、これからどんどん診療に反映させていきますよ(^^!!

Posted:2017.05.19 | Category: 医療系のお話 学会

昨日から広島で日本耳鼻咽喉科学会に参加させていただいております副院長です。



今日も広島は快晴でした!
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朝7時半頃から全国から集まった耳鼻科医がゾロゾロと会場に集まります( ..)φ


私はちょっと離れたホテルに泊まっていますが(そこしか空いてなかった)、朝食の時も

気切するなら...
翼口蓋窩の方まで進展が...
『あそこの教授は...』

などなどそこかしこから耳鼻科用語が聞こえてきます(^-^;



しかしホントに人が多い!
特に専門医の更新に必要な単位が得られる講習はどこも満員!!
完全にそのためだけに参加している人が多いような感じです(-.-)
それもどうかと思いますが...



本日は空いた時間に医療機器の展示をたくさん見回ってきました。
どの学会でも医療機器メーカーが新製品などを展示して紹介しているのですが、やはり今回は規模がデカい!!


たくさんの企業が参加して、パッと見モーターショーのような感じです。
(写真撮ってなかった...)



新しい手術器具や内視鏡、レーザー装置に聴力検査機器、鼻洗いの器具まで。
たくさんメーカーに説明してもらって、パンフレットもゲットしました。

DSC_1473.JPG
ごく一部です。
すでに購入した医学書とパンフレットだけで持ってきた荷物よりも重くなっております(*_*;



当院に取り入れたいものがあり過ぎて...非常に楽しい時間でした。



さぁ、明日は最終日!
土曜日でさらに全国から耳鼻科医が集結しそうな雰囲気ですが、まだまだガンガン吸収してきます!!

ホントは人混みとか行列とか苦手なんですけどね"(-""-)"

Posted:2017.05.18 | Category: 医療系のお話 学会

さぁ、本日から日本耳鼻咽喉科学会に出席中です。

会場は広島国際会議場とさらにちょっと離れたホテルです。
(熊本でいうと、県立劇場を貸し切って、さらにホテル日航を一部使うくらいのイメージ?)


一番大きな会場は1500人くらい入るようですが、初日から大混雑。
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数百人は耳鼻科医が並んでおります。


というのも、専門医の更新のためには一定以上の特定の講習会に参加しなくてはいけないというノルマがあり、それを受けるために行列を作っているのです。


会場内も超満員札止め状態でした。
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これは空いているときの写真ですが、公演中以外は広島名物が映されています。
なかなかのサイズのお好み焼き



流石に最大の耳鼻科関連学会とあって、いろいろ面白い発表もあり、勉強になります。
医学書の販売などもあり、初日なのに興味のある本を色々買ってしまい、えらい重さになりました(^-^;


たくさんの講演を聞きましたが、ひとつ挙げるなら、当院でも行っています舌下免疫療法のお話で。
(舌下免疫療法については⇒コチラをどうぞ



舌下免疫療法が日本で開始になってから3年が経過しようとしておりますが、おそらく日本で一番盛んに行っているクリニックの先生がこれまでのデータをまとめて発表されていました。


特にスギの舌下免疫療法に関してのお話でしたが、1年間続けただけで普通にお薬を使うよりも鼻炎が確実に抑えられたというデータが出されていました。


もちろん3年間続けた場合は正直、私が想像していた以上の効果が出ており、やはり今後お勧めしていくべき治療法と確信できました(^^♪



他にもたくさんの講演を聞きましたが、まだまだ2日間ありますので、今日はこの辺でm(__)m
(日付変わっちゃったし)


夜には以前に勤めていた某国立病院の先輩方に誘っていただき、軽く食事&お酒をいただいて帰りました。

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居酒屋風お好み焼き。
ビールがすすみますな(*´з`)


二日酔いにならない程度に抑えて、明日もしっかり知識吸収してきます!

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