たかむら耳鼻咽喉科

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医療系のお話の記事一覧

Posted:2020.12.14 | Category: 医療系のお話 鼻

今年はコロナコロナで気が付けばもう年末ですよ。


そして年が明ければスギ花粉の時期がやってきます。

昨年は花粉飛散が少なく、さらに外出自粛・マスク着用によって花粉症の症状が非常に軽い方ばかりでした。



さて、来年は?

unnamed.jpg
もう2か月後には飛び始める感じですね。



さて、飛散量は...

unnamed(1).jpg
熊本は前年並みとなっています。

この図はあくまでも『前シーズン比』なので、注意ですね。
去年がかなり飛散量が少なかったので。


例年比だとこうなります。
kahun2021-01.jpg
別サイトからの引用になりますが、やはり非常に少なそうですね。


あくまでも予想ではあるのですが...


今年も皆さんマスク着用は続けられるでしょうし、去年と同じくらいに考えておいていいかと思います。

もちろん飛散が少ないとはいえ、油断せず治療は早め早めをお勧めします。



しかし今年もゾレアの出番はなさそうだな...(^-^;
(⇒2020年1月21日のブログ『花粉症の新しい治療?』)


Posted:2020.12.08 | Category: 医療系のお話

やはり、といいますかインフルエンザ激減のニュースが増えてますね。


厚生労働省から発表された11月23日~11月29日のインフルエンザ患者報告数。






なんと46人





これ全国です。熊本は1人報告されたようです。



ちなみに、昨年の同時期の患者報告数






27393人!






計算すると約600分の1です。

ここまで激減するとは(・_・;)


202012020255_box_img1_A.jpg
去年が多かったとはいえ、凄まじい落差ですね。


以前にも書いたように新型コロナによってマスクや手洗いなど感染対策の意識が高まったことが一番の要因だと思います。

人の移動が制限されているということも関係してくるでしょう。
ウィルス干渉も考えられます。
これは簡単に言うと一つのウィルスに感染すると他のウィルスに感染しにくくなるというものです。



あと、もう一つ...

インフルエンザの検査数も非常に少ないのではないかと思います。

先月頃から『熱があって病院を受診したが、なにも検査してくれなかった』と言われる方が増えています。
症状的にインフルエンザの可能性があるので検査してほしいと訴えても断られるそうで。



インフルエンザの検査(あの鼻をグリグリされるやつですね)は、去年までなら普通にどこでも行われていましたが、今年はそういうわけにもいかず、基本的に完全防備での検査が求められています。


となると検査ができないという医療機関もでてくるわけです。


検査しなくてもインフルエンザの大半は自然と治ってしまいますからね。
そういった方も多くはないでしょうが、隠れているのではないかと思います。



もともとインフルエンザの診断って検査が必須ではありません。
例えば家族にインフルエンザがいて、症状も矛盾なく他に発熱の原因がなさそうなら検査せずに診断して抗インフルエンザ薬を投与しても問題ありません。



しかし、今年はここまで流行しないと逆に診断が難しいかも(^-^;


Posted:2020.11.26 | Category: のど 医療系のお話

nodo_itai_woman.png

寒くなったり暖かくなったりする日々が続いておりますが...

やはり今年は発熱の患者さんは例年と比べてかなり少なめです。

以前にご紹介した隔離用診察室を使用しつつ診療をしておりますが、11月に入ったあたりから扁桃炎で発熱される方が多い印象です。


その中に溶連菌感染症やアデノウィルス感染などもあり、しっかり診察し必要時は検査を行うことがやはり大事ですね。


ちなみに新型コロナウィルス感染の症状では咽頭痛(のどの痛み)は頻度は高くないようです。
いくつか論文も検索してみると10%前後というデータが多いようです。
発熱、咳、倦怠感などが多い症状で、それから嗅覚・味覚障害はやはり特徴的な症状かと思います。



話は戻りまして、扁桃炎というのはのどをちゃんと見ればすぐに分かるわけですが...
扁桃炎の方を診察する際、ほとんどの耳鼻科医はさらにのどの奥まで観察すると思います。

扁桃炎には急性喉頭蓋炎扁桃周囲膿瘍など、油断できない状態が隠れていることもあるからです。
(詳しくは⇒2019年6月10日のブログ『のどの奥を診る』




すいません、ここから愚痴っぽくなります(-.-)

扁桃炎で受診された方が「何人も」同じようなことを仰ってました。
『違う病院で熱があるというと、のどもあまり見ずに薬を出されました』



え~(´・ω・`)



新型コロナウィルス感染を警戒してなるべく患者と接触しないということだとは思いますが...受診して薬を出しているということは、『発熱患者お断り』という病院ではないはずです。
なら感染対策を行いながら最低限の診察と検査はするべきでは?
のどをちゃんと見るだけでもいいし、必要があれば検査もするべきでしょう。



...と、愚痴ってもしょうがないので



扁桃炎は年に何度もかかる人もいらっしゃいます。

ひどいと食事もできない、唾液も飲み込めないくらいキツい病気です。


そういった方が普通に病院を受診して、普通に治療が受けられるように早くなってほしいですね。

Posted:2020.11.16 | Category: 医療系のお話 雑談

やはりというべきか、新型コロナの感染者は増加してきています。
以前から書いているようにインフルエンザの流行は今年は少ないと思いますが...

kansenn202011.jpg
(熊本市HPより)

ご覧の通り、熊本市ではまだインフルエンザは0になっています。

もちろんインフルエンザの流行ピークは1~3月頃に来ることが多いので、まだまだわかりませんが...

インフルと新型コロナのピークが同時に来る可能性がやはりあるわけで油断できません。



あまりネタがないので、インフルワクチンのお話でも...


私も含め、スタッフも全員接種が終わりましたが...

必ず『今年のワクチンは痛い or 痛くない』という声が上がります。
(ちなみに今年は『痛くない』という声が多いです)


本当に年によって痛いことがあるのでしょうか?


結論から言うと年による違いなんてそんなにないはずです(^-^;


インフルエンザワクチンはその年によって流行すると予想されるウィルスの株が毎年違います。

その株の違いだけで痛みが変わることは考えにくいのです。


ワクチンを注射するときに痛みがあるかどうかはやはり打ち方による違いが大きいです。


・針の違い ⇒ 当然、太い針のほうが痛い
・薬液の温度の違い ⇒ 冷たいままだと痛い(インフルエンザワクチンは冷蔵保存)
・注入のスピード ⇒ 早めに注入すると痛い

などが挙げられます。


また、日本ではワクチンを皮下注射しますが、海外では筋肉注射する国もあります。
筋肉注射の場合はかなり深く針を刺しますので、刺した後に血管に入っていないか一度陰圧をかけて血液が引けないか確認します。

これをすると痛みがありますが、皮下注射で上腕に刺す場合は太い血管に刺さることはまずありませんので無理に陰圧をかけないことも大事ですね。


また、痛みを和らげるテクニックとして、注射する場所を打つ前に圧迫したり、冷やしたりすることもあります。

これは人間の痛みを感じる仕組みを利用した方法なのですが...
子どもが痛がってるときに『痛いの痛いの飛んでけ~』ってさすってあげたことがある方は多いと思います。
実はこの行為は科学的にも理にかなっていて、簡単に言うと『さする感覚』で『痛い感覚』が伝わるのを邪魔することで痛みを和らげてくれるんです。

これと似たような感じで注射前に刺激を与えることで痛みを誤魔化すような感じですね。


なので、私は注射の前に上腕をムニムニと押してから注射しています。
上腕の柔らかさを確かめているわけではないので、ご了承ください(^-^;


Posted:2020.11.09 | Category: お知らせ 医療系のお話

以前のブログで書きましたが、今後インフルエンザと新型コロナの同時流行に備えて各クリニックでは様々な取り組みが行われています。

2020年10月19日のブログ
インフルエンザ流行期へ向けて

↑こちらでも書きましたように診察室を分けたり、駐車場で診察したり。
テントを建てたり、プレハブを作ったりしているクリニックもあります。


そして当院は
DSC_3972.JPG

クリニック横にある車庫を改造しました。


DSC_3977.JPG

中の様子。

ちょっと薄暗い感じもしますが、普段からヘッドライトを使用していますので診療には全く問題ありません。

あと中は無機質な感じですが、その辺りはご了承くださいm(__)m



感染対策として、換気するときは思いっきりオープンにできますので、非常に良いです。

前には庇もありますので、当然雨の影響もありません。


なにより、院内の診察室から非常に近い!
5秒で移動できます(^^)
(当然ガウン着たりするときはもっと時間かかりますが)


例えば、発熱で来院された方はそのまま駐車場の車内で待機していただき、問診票などを記入。
スタッフが回収し、隔離必要と判断した場合はそのままコチラの診察室へご案内します。

必要に応じて検査など行い、終了後は再度車内で待機していただきます。


これで通常の受診とは動線が完全に別にできます。



最近呼び出しベルも活躍してきており、これもある意味『ニューノーマル』な形ですかね。

これからも求められる形にどんどん進化を続けていきたいと思います(^^)



Posted:2020.10.19 | Category: 医療系のお話

前々回のブログで書きましたが、インフルエンザ流行期に向けて準備を進めています。
(⇒2020年10月7日のブログ『インフルエンザ、新型コロナの検査体制』

先週大量の物資も届きました。
DSC_3944.JPG
大量のマスク、グローブ、フェイスシールド

DSC_3945.JPG
段ボールいっぱいのガウン

ありがたいことですm(__)m



さて、一般の診療所・クリニックでインフルエンザも新型コロナも診断できるようにと国全体で進めているのですが、その条件はなかなか厳しい。


当然のことですが、発熱の患者さんを他の患者さんと完全に別で診察することが求められます。
その方法としては以下のようなものが考えられるわけですが...


①別の診察室を使用する
②発熱患者だけの時間帯をつくる
③駐車場などで車に乗ったまま診察・検査する


①は診察室が1個しかないと無理ですね。
複数の診察室があるクリニックってあまりないですので、結構厳しいかと思います。
処置室などを使用する方法も考えられます。
また、簡易のテントやプレハブを使用している病院もあります。


②時間帯をわける方法ですが、発熱にも色々な原因があるわけで...
例えばインフルエンザと新型コロナの患者さんが一緒になってしまう可能性もあります。
なので、時間帯をわけても結局患者さん同士も分ける必要があります。
さらに周知がしっかりしてないと知らずに受診した方が感染のリスクにさらされてしまいます。


③患者さん同士が接触することはなくなりますので、一番安全と言えば安全かも。
ただし、診察はしにくいですね。特に雨の日とか大変そう(^-^;



こういった対策ができない診療所などは『発熱患者は診療しない』という選択もあるわけですが...

『医者のくせに熱があったら診ないとはなにごとだ!』

という意見もあるかと思います。
しかし、患者さん同士で感染症を広める危険性が高いのであれば撤退するのも医療者として正しい判断とも思います。



さて、当院はなんとか体制づくりを頑張っております。
幸いなことに医者が複数いますので、1人が発熱診療専用として動くという方法もできます。
(もちろん、その医者が感染を媒介しないようにします)

そして、診察室も2つあるのですが、壁で仕切っているだけなので患者さん同士の動線が重なってしまいます。
いままでは裏口を使用して動線を分離していましたが、さらに厳密に行うために準備中です。


次回あたりに公開できるかもしれません(^^)/

(最近同じような話題ばかりだなぁ...(:_;))

Posted:2020.10.07 | Category: 医療系のお話

今年の冬はインフルエンザと新型コロナが同時流行する可能性があります。


症状も似通っているので、なかなか診察だけで区別も難しいわけで、その時はやはり検査が必要になります。


新型コロナの検査はこれまでは保健所や医師会のPCRセンターなどに依頼する形だったのですが、発熱の方が多くなる冬は保健所もPCRセンターも受け入れ困難になることは容易に想像できます。

そこで、国の方針として一般の診療所でも両方の検査ができるように体制を整えるように県など各自治体に要請しています。

その説明会が先週あったのですが...


なぜこんなシーズン直前に(・_・;)


まず、発熱患者を受け入れ可能かどうか。
新型コロナの検査まで行うかどうか。
かかりつけの患者だけを診察するのか、それとも紹介されれば他の患者も診察するのか。


などなど。
これらの方針につきましては、当院の体制も含めて後日改めて書きます。



その中で気になったこと。


ニュースなどで新型コロナの検査を行う場面を見ると、完全防備で検査する姿が映っていると思います。

検査で鼻から検体を採取するときに、検査する側が感染しないように対策する必要があります。

medical_ppe_man6_faceshield.png

こんな感じの完全防備で行うのが理想なのですが、一人一人検査するのに着替えていたら凄まじい数の防護服が必要です。
(唾液での検査もありますが)


そこで、厚労省は医療従事者の管理下なら患者自身が検体を採取しても良いと方針を出しました。
それなら防護服も必要ないと。


その方法が
『鼻孔から2cm程度スワブ(綿棒)を挿入し、5回ほどゆっくりと回転させる』


検査キットの添付文書を確認してみると、新型コロナ用の検査キットには確かに...『2cmで5回転させる』と書いてますね。


ただ、インフルエンザの検査キットには『鼻咽頭を擦過』って書いてます。
(鼻咽頭=鼻の一番奥)


インフルエンザ検査について、だいぶ前に書いて結構バズりました。
2017年1月23日のブログ『インフルエンザ検査のやり方』

最終的に何だか偉そうなブログになってますが(^^;)

この中では『大人だと8cmくらい綿棒を入れる』と書いちゃってます。
さらに『2~3cm入れただけだと正確性が落ちる』とまで書いちゃってます(^^;)


ホントに2cmいれるだけで大丈夫?っておそらく全国の医師(特に耳鼻科医)が思っているハズ。
2cmって鼻のすぐ入口ですから、やり方によってはただただ空回りするだけのことも考えられます。


新型コロナの検査キットはそんなに優秀なのか、それとも新型コロナは鼻の手前だけでも検出しやすいのか。


いずれにせよ、インフルエンザの検査も患者さん自身でしてもらうとすれば、やはり奥まで綿棒を入れた方が良いのではないか...
と考えてしまいます。


だいたい患者さんが子どもだったりしたら、自分で鼻に綿棒グリグリなんて無理でしょう。
大人でも厳しいかと(*_*;


それよりもなんとか感染対策をしながら医師が検査できる方法を考えた方が良いと思います。
医療資源を節約しながらできればなお良しですね。



...頑張って考えます(*_*;

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