たかむら耳鼻咽喉科

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Posted:2021.02.01 | Category: お薬の話 医療系のお話

前回から引き続き新型コロナワクチンのお話です。

medical_yobou_chuusya_woman.png

先週末に熊本市での接種体制についての説明会がありました。
なにしろ数千万人規模のお話になりますから、当然簡単ではありません。


なによりも大変なのが、接種場所の確保です。

まず、最も早期に接種可能になりそうなのが、アメリカのファイザー社製ワクチンです。
ニュースなどでもよく取り上げられてますが、このワクチンは保管が大変。

ー75℃(±15℃)という超低温での保管が必要になります。

当然、こんな超低温冷凍庫をもっている医療機関なんてほとんどありませんから、そのためのディープフリーザーを設置できる機関に配られる予定です。

設置できない医療機関は設置している場所に小分けされたワクチンをもらいに行かなくてはなりません。


しかもこのファイザーのワクチン、最小の流通単位が195バイアル。
回数にすると1170回分(*_*;


常温で解凍し、生理食塩水で希釈しますが、一度希釈すると常温で6時間までしか保管できません。


なので、ある程度の回数を一気に接種できる体制が必要

単純計算すると一つの医療機関で10日以内に300回分を接種しなくてはならないそうです。


と、なるとさらに単純計算すると1日30回以上。
数字だけ見るとなんとかなりそうですが、基本的に接種後30分程度は副作用がでないかなどの観察を行わなくてはなりません。



その間の人員、駐車場の確保、他の患者さんたちとの分離などなど...普通のクリニックにはなかなかハードルが高いです。


アストラゼネカのワクチンは保管が2~8℃で可能なので、ハードルは下がりますがやはり最小の流通単位は100回分。
1日で100回接種できる体制が望ましいとのことで、、、やはり厳しい。



やはり集団接種が現実的で、熊本市も既に場所の確保などに動いているそうです。


最優先接種対象の医療従事者までは接種体制がとれる医療施設での接種。

その後準備が整い次第集団接種を行っていくという順序になりそうです。



高齢者⇒基礎疾患保有者⇒その他一般の方々
という順番で接種は進む予定ですが、徐々にファイザーだけでなく、アストラゼネカ、モデルナのワクチンも接種可能になってくるハズなのでその時にはどのワクチンを使うのか...という問題も出てくるでしょう。

ワクチンのデータも今以上に出ているハズですし。


状況は常に変化していくでしょうけど、何らかの形で協力できればと思っています。



あと、今後絶対に『ワクチン詐欺』でてくると思います。
PCR検査詐欺』のようなものが以前から出回っているようですが、今後ワクチンの方に変わっていくでしょう。

電話やメールで『ワクチンを受ける為に~円必要なので、振り込みを...』とか(-.-)

あと、基礎疾患のない方々、一番ワクチンを受けるのが最後になる方々に
『~円ですぐにワクチン接種が受けられます』とか絶対ありそう(-.-)



...ってここまで書いてググってみたら既にあるようですね。やっぱり。



基本的にワクチンは公費負担で無料のハズです。
皆さん、くれぐれもご注意ください。

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