たかむら耳鼻咽喉科

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医療系のお話の記事一覧

Posted:2021.03.15 | Category: 医療系のお話

昨日自宅近くで通勤前に撮影

DSC_4230.JPG
いつの間にか桜が!

調べてみると熊本の桜開花予想は3月18日。
もうすぐですね。今年は早めのようです。


桜が咲き始めるとスギの花粉は減り、ヒノキの花粉が増えてくる時期です。
調べるとやはり既にヒノキの花粉が飛び始めているようです。


桜が咲き始めると『春』という感じがしますね。
今年も大っぴらにお花見ができる雰囲気ではありませんが...

だいたいヒノキ花粉症は5月のGWくらいまでというのが例年の目安ですが、今年はそれも早めに収まるかも(?)


今年スギ花粉の症状が強く、舌下免疫療法の相談も多数ありました。
やっぱり舌下免疫療法をされている方々の症状は皆さん軽いです。
薬を全く使用せずに過ごせている方ももちろんいます。


ご相談はお気軽にどうぞ(^^)

Posted:2021.02.26 | Category: 医療系のお話

kahun2021.02.png

ドカンと花粉増えてきました。



『今年の花粉は去年より多いけど、例年よりは少ない』

そんなことを昨年12月に書きましたが...

(⇒2020.12.14のブログ『花粉予想2021』


ちょっと甘かったかもしれませんm(__)m

特に今週に入ってから急激に飛散量が増えたようで、受診される方は花粉症だらけ。

皆さん同じように


去年は大したことなかったけど、今年は酷い』と仰います(-.-)


いつもは市販の薬で対応していたけど、今年は効かないという方もチラホラ。


それから個人的な感想なのですが、子どもで花粉症を発症した子が多い...気がする(; ・`д・´)

2~3歳は多くないと思いますが、4~5歳になると明らかに花粉症の所見の子は結構います。
特に両親が花粉症持ちだと高率です。


それに伴い、アレルギー検査を希望される方も増えています。
採血がまだ怖い子どもさんはイムノキャップラピッドで痛みなく検査できるので、やはり便利。
(なんだか宣伝っぽくなってしまいましたが、採血が可能であれば採血での検査をお勧めします)


それからスギ花粉の舌下免疫療法をされている方はドキドキの季節です。
シーズン外の時期もずっと続ける必要がありますが、効果があるかどうかは実際に花粉が飛散してみないとわかりません。

幸いなことに当院で舌下免疫療法を行っている方々は調子良い方が多いようです。


というわけで(?)本格的になってきました今年の花粉症。
外来が混雑していることも多くなるかと思いますが、なるべくお待たせしないように頑張ります!!


...と、思ったら本日は雨で空いてます(^^;)

Posted:2021.02.05 | Category: こどもの病気 医療系のお話 鼻

昨日、九州でスギ花粉飛散開始のニュースが...

kahun2021.01.png

もちろん、まだまだ量は少ないのですが2月下旬に向けて徐々に本格的な飛散となるはずです。

なんどか書きましたが、今年は例年と比べれば花粉の量は少ないものの去年よりは多い予想です。


まだ症状がでている方は多くないですが、症状がひどくなる前にお薬を受け取りに来られる方が増えてきました。

毎年書いてますが、花粉症は早め早めの対策が大事です。


さて、題名のお話です。

昨年の話になりますが、日本で行われたアレルギーに関する研究の論文が発表されました。

5歳児と9歳児でスギ花粉とダニアレルギーをどのくらい有するか、という研究です。

その結果...

5歳児 スギ花粉32.8%  ダニアレルギー42.1%
9歳児 スギ花粉57.8%  ダニアレルギー54.3%

論文はコチラ(英文)⇓
IgE responses to multiple allergen components among school-aged children in a general population birth cohort in Tokyo.

この結果、なかなか衝撃的ではないですか?

もちろん地域差などもあるとは思いますが、5歳児の3割、9歳児の半数以上でスギ花粉の検査が陽性です。

ダニアレルギーも同じように9歳児では半数以上で陽性です。

また、鼻炎の症状が過去1年間で出た割合は

5歳児10.6% 
9歳児31.2%

検査が陽性でも症状がでるとは限らないというところですが、5歳から9歳で3倍です。

やはりアレルギー性鼻炎は国民病といったところですね。


と、いうわけで
お子さんがこの時期から鼻水が出る、くしゃみが出る、目を痒がるなどあればそれは花粉症かもしれません。


気になる方は一度耳鼻科で相談してみましょう(^^)/
こどものアレルギー検査はイムノキャップラピッドもオススメです。


Posted:2021.02.01 | Category: お薬の話 医療系のお話

前回から引き続き新型コロナワクチンのお話です。

medical_yobou_chuusya_woman.png

先週末に熊本市での接種体制についての説明会がありました。
なにしろ数千万人規模のお話になりますから、当然簡単ではありません。


なによりも大変なのが、接種場所の確保です。

まず、最も早期に接種可能になりそうなのが、アメリカのファイザー社製ワクチンです。
ニュースなどでもよく取り上げられてますが、このワクチンは保管が大変。

ー75℃(±15℃)という超低温での保管が必要になります。

当然、こんな超低温冷凍庫をもっている医療機関なんてほとんどありませんから、そのためのディープフリーザーを設置できる機関に配られる予定です。

設置できない医療機関は設置している場所に小分けされたワクチンをもらいに行かなくてはなりません。


しかもこのファイザーのワクチン、最小の流通単位が195バイアル。
回数にすると1170回分(*_*;


常温で解凍し、生理食塩水で希釈しますが、一度希釈すると常温で6時間までしか保管できません。


なので、ある程度の回数を一気に接種できる体制が必要

単純計算すると一つの医療機関で10日以内に300回分を接種しなくてはならないそうです。


と、なるとさらに単純計算すると1日30回以上。
数字だけ見るとなんとかなりそうですが、基本的に接種後30分程度は副作用がでないかなどの観察を行わなくてはなりません。



その間の人員、駐車場の確保、他の患者さんたちとの分離などなど...普通のクリニックにはなかなかハードルが高いです。


アストラゼネカのワクチンは保管が2~8℃で可能なので、ハードルは下がりますがやはり最小の流通単位は100回分。
1日で100回接種できる体制が望ましいとのことで、、、やはり厳しい。



やはり集団接種が現実的で、熊本市も既に場所の確保などに動いているそうです。


最優先接種対象の医療従事者までは接種体制がとれる医療施設での接種。

その後準備が整い次第集団接種を行っていくという順序になりそうです。



高齢者⇒基礎疾患保有者⇒その他一般の方々
という順番で接種は進む予定ですが、徐々にファイザーだけでなく、アストラゼネカ、モデルナのワクチンも接種可能になってくるハズなのでその時にはどのワクチンを使うのか...という問題も出てくるでしょう。

ワクチンのデータも今以上に出ているハズですし。


状況は常に変化していくでしょうけど、何らかの形で協力できればと思っています。



あと、今後絶対に『ワクチン詐欺』でてくると思います。
PCR検査詐欺』のようなものが以前から出回っているようですが、今後ワクチンの方に変わっていくでしょう。

電話やメールで『ワクチンを受ける為に~円必要なので、振り込みを...』とか(-.-)

あと、基礎疾患のない方々、一番ワクチンを受けるのが最後になる方々に
『~円ですぐにワクチン接種が受けられます』とか絶対ありそう(-.-)



...ってここまで書いてググってみたら既にあるようですね。やっぱり。



基本的にワクチンは公費負担で無料のハズです。
皆さん、くれぐれもご注意ください。

Posted:2021.01.25 | Category: お薬の話 医療系のお話

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新型コロナウィルスに対するワクチンの接種について、日本でもジワジワと準備が進んでいます。

現在のところ

医療従事者

高齢者

高齢者以外の基礎疾患を有する方、高齢者施設などに従事する方、

それ以外の方

という順番で接種が予定されています。



医療従事者が優先順位で1番になっており、当院にも先日通知が来ました。

『ワクチン接種を希望するのは何人ですか?』

というアンケートのような感じです。

医療従事者に対しては2~3月には接種できるように準備を進めているようです。



医療従事者の中でも

『どんな副作用がでるかわからないから不安』
『もっとデータが出てから受けたい』
『自分は感染しても重症化リスクが低いから打たない』


といった意見もあります。



ただ、私が信頼する感染症の専門家はみんな接種すると言っています。



ファイザーとモデルナのワクチンについては、私が論文などで調べた限りでは副作用で気になるものはありませんでした。
強いアレルギー反応のアナフィラキシーの報告もインフルエンザのワクチンなどよりは多そうですが、許容範囲かと思います。


例えばファイザーのワクチンでは1893360人に接種し、その中で21人がアレルギー反応(アナフィラキシー含む)を示したと報告されています。だいたい9万人に1人程度ですね。
その21人中17人にはアレルギーの既往があり、7人にはアナフィラキシーの既往があったようです。
なので、アレルギーの既往がある方などは気を付ける必要があるかもしれません。



効果についてはどちらのワクチンも感染予防効果、重症予防効果とも非常に高い効果が報告されています。



と、いうわけで私は接種を希望します。


ただし、どうやら接種後の痛みは強いようなので、それだけ心配かも...
皮下ではなく筋肉注射だしね(^^;)



それから、ワクチンを接種して重症化は予防されたとしても周囲に感染を広めにくくするかどうかはまだわかりません。
なので、『ワクチンを打ったからもう安心して飲み歩くぜ~』という考えはまだまだ早い。


実際、こういう発言をしている医者がいました(*_*;



順調にワクチンの普及が進めば今年の夏までには高齢者以外の方々にもワクチン接種の機会が巡ってくるハズです。

その頃には更なるデータも出ているでしょう。
周囲の医療従事者でワクチンを接種した方もいるはずなので、話を聞いてみるのも良いと思います。




個人的にはなるべく数多くの方々がワクチンを接種して流行が一刻も早く収束することを願っていますが...

ワクチンを受けるのは義務ではありませんので、しっかり納得した上で決めていただかなくてはなりません。


その為にもワクチンの正確な情報を製薬会社、国、医療従事者などが発信していくことが大事ですね。
これからも出来るだけ正確な、偏りのない情報を発信していきたいと思います(^^)

Posted:2021.01.19 | Category: 医療系のお話

12月のブログで書きましたが、今年も2月中旬ごろからスギ花粉の飛散が始まる予想です。

しかし、先週相次いで花粉症のような症状の方が受診されました。


もともとスギ花粉症もちの方ばかりで、鼻の中を見ても確かに花粉症っぽい。


そういえば先週かなり暖かい日が続きましたね。

それでもう春だと勘違いしたスギ達が花粉を飛ばしちゃったのかもしれません。


kahun202101.png


そして今週からまた気温が下がりましたので、一旦落ち着いているハズ。。。

受診された方々にはどうせ来月から本格的に飛散が始まるので多めにお薬処方しました。




と、ここまで書いて気付きました。

『なんか前にも同じようなこと書いたな』


検索してみると、ヤハリ書いてますね(^-^;

2020年1月12日のブログ『もう花粉症?』


ほぼ1年前。
題名も全くいっしょ(^^;)



というわけで、結論も同じになります。


そろそろ花粉症の準備は考えておきましょう(^^)

Posted:2021.01.12 | Category: お薬の話 医療系のお話

medical_medicine.png

最近受診した3歳くらいのお子さん。

年末から鼻水と咳が止まらず、一度年末に某小児科を受診。
風邪と言われたということですが...

その際の処方
ワイドシリン 3日分
その他、咳止め、去痰剤などなど

私が『年末にワイドシリンっていう抗生物質も処方されたんですね~』

と尋ねると

「でも熱がでたら飲むように言われて、熱がなかったので飲ませませんでした」


( ゚Д゚)?



久々に聞きましたね。


以前から時々あるのですが、この指示をした医者は一体なにを考えているんでしょう?


いまだにこんなことをする医者がいるとは...




いや、簡単に否定するのは良くないですね。

何かそういう指示をしなければならなかった理由を考えてみましょう。

受診したのは年末。年始まで病院を受診しにくい状況。

例えば、診察の際に中耳炎があったとする。
熱もなく、痛みもない軽症の中耳炎なら抗生物質は投与せずに様子をみるのはよくあります。
しかし、その後発熱すれば中等症になるのでガイドライン的にも抗生物質が推奨になるので...


...でも本当に熱の原因が中耳炎かわからないから、やっぱり不適切かな(・_・;)





なにか擁護できないか理由を考えましたが、私には無理でした(-.-)



逆パターンの『熱が下がったら抗生物質止めていいです』っていう指示する医者もたまに聞きますね。


感染症の場合、熱が下がるというのは治療のひとつの指標にはなります。

例えば、扁桃炎で入院治療している場合など
『熱が下がったので抗生物質の投与終了』ということはあります。

しかし、その場合も血液検査のデータや扁桃腺の腫れの改善具合などなど他の指標も大事ですので、熱だけで判断することは普通はありません。


こっちのパターンの方がまだ場合によっては理解できなくもないですが...



以前にインフルエンザ疑いでタミフルを処方しておいて熱が下がれば中止していいと指示した医者もいましたね。
これは明らかに間違いです(^-^;
しかもこれ、インフルエンザ検査陰性でただ流行っているからというだけで処方されたという。
もちろん検査が絶対ではないのですが、次の日当院受診されて明らかに扁桃炎でした。



いろいろ書きましたが抗生物質は解熱剤ではありませんので、こういった処方をされたら処方した医者に理由を尋ねてみましょう。


偉そうに書いている私ももちろん気を付けます(^^)


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