たかむら耳鼻咽喉科

耳・花・喉・アレルギーのクリニック 096-382-8700

コンテンツ

  • 医院紹介
  • 診療案内
  • アクセス
  • 施設・スタッフ
  • もぐらタイムズ
  • 病気かな? と思ったら
  • よくあるご質問

最新の記事

月別記事一覧

カテゴリー別記事一覧

職員募集

診療時間のご案内

 
9:00
~12:30
14:30
~18:30
あり
あり
あり
あり
あり
なし
あり
あり
あり
あり
あり
9:00~15:00
日/祝
なし
なし
診察日
休診
の診察時間は14:00~15:00です。

もぐらタイムズ

もぐらタイムズ

熊本の耳鼻咽喉科トップ > もぐらタイムズ
ブログ内の検索はこちら
Posted:2021.04.19 | Category: 医療系のお話

ちょっと書く時期が遅かったかもしれません(^-^;

毎年春に『黄砂の多かった日から調子が悪くて...』という訴えを聞くことはよくあります。

花粉症との区別はなかなか難しいのですが...



では、まずPM2.5とは
凄く簡単に言うと大気中に漂う2.5μm以下の小さな粒子のことです。
成分的には炭素成分、硝酸塩、硫酸塩、ケイ素、アルミニウムなどなど...
自動車の排気ガスや工場からの煙、火山などからも発生するとも言われています。
ちなみにタバコの煙もPM2.5に分類されます。


次に、黄砂とは
主に東アジアの砂漠の砂が偏西風によって運ばれてくるものです。
大きさ的には4μmくらいで、PM2.5と同じように表現するとPM10に分類されています。
ただの『砂』ではあるのですが、細菌や真菌、PM2.5などの様々な物質が付着しながら飛んでくるため、その付着物がアレルギー様症状を引き起こすと言われています。
基本的に3~5月に多く飛来します。スギ・ヒノキ花粉症と同じ時期ですね。


これらがなぜ問題になるのか?という話になります。
比較として、スギやヒノキの花粉は直径約30μmです。

図で比較すると...


ookisa20214201.png

こんなに違います。
(一番右のウィルスは見えないかもしれませんが(^-^;)

非常に小さいので、吸い込むことで気道の奥まで入り込みやすいと言われています。
黄砂やPM2.5が飛散している日は喘息の悪化による入院リスクが2倍になるという報告や、小児でも喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎の症状が悪化するという報告もあります。


特に花粉症や喘息がある方は要注意なわけです。


では、どのように対策するか?

ほとんど花粉と同じなのですが、まずは体に入れないこと
最近はPM2.5や黄砂も花粉と同じように予報がありますので、飛散が多い日は外出を控えたり、洗濯物を外に干さないようにしたり、マスクやゴーグルなどで防御したりが基本です。

それから花粉症や喘息がある方はしっかり治療を受けておくことが大事ですね。


ご参考までに、気象庁でリアルタイム黄砂情報もありますので、是非ご活用ください。
https://www.data.jma.go.jp/gmd/env/kosa/fcst/


kousa20210420.png
ちなみに今の黄砂情報。
現在は大丈夫そうですね(^^)

熊本市耳鼻咽喉科 たかむら耳鼻咽喉科
〒862-0926 熊本市東区保田窪5丁目10-26  ■診療時間 ●月~火・木~金/9:00-12:30 14:30-18:30 ●水曜日/9:00-12:30 ●土曜日/9:00-12:30 14:00-15:00  ■休診日 日曜・祝祭日