たかむら耳鼻咽喉科

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Posted:2019.07.12 | Category: のど 医療系のお話

前回予告した通り、舌の話の続きです。

舌の色が変わった

結構多い訴えです。

特に今回は『舌が黒い』時のお話を。



これは黒毛舌(こくもうぜつ)と呼ばれる病気のことが多いです。
特に舌の中央部分が中心に黒くなることがほとんどです。

zetukaibou.pngのサムネイル画像

前回も書きましたが、舌の表面には"舌乳頭"と呼ばれる突起が密集しています。
この中の"糸状乳頭"がなんらかの原因で角化(硬くなって)し、伸びてしまうことがあります。
こうなると舌に毛が生えたような見た目になり"毛舌(もうぜつ)"と呼ばれます。

これに色が付くことがあり、特に黒くなった場合を"黒毛舌"と呼ぶわけです。


特にカンジダと呼ばれる真菌(カビ)やある種の細菌の増殖によって色が付くと言われています。



で、その原因として多いのは、抗生剤やステロイド剤の使用、殺菌性のうがい薬を使うこと。
これらによって口腔内の常在菌(もともといる菌)が少なくなってしまい、他の菌が増えてしまう"菌交代"が原因となります。

ストレスや体力の低下でも口腔内の細菌のバランスが崩れるとも言われます。

他の原因としては、口腔内の不衛生やタバコによる着色もあります。



治療については、原因となる抗生剤やステロイドが中止可能であれば中止すること。
そして口腔内を清潔にすること。
これだけで改善することが多いです。



舌に色がつくと、歯ブラシでこすって落とそうとする方もいらっしゃいますが、これは勧めません。
歯ブラシは歯を磨くために作られてますので、舌を傷つけることが多いです。
舌を磨くのであれば"舌ブラシ"という舌を磨くためのものがあります。ただし、これもやり過ぎはダメ。


舌の色が変わると、精神的にも嫌な感じがしますが、軽いものなら特に様子を見るだけでも問題ないことがほとんどです。



ただし、『舌が黒い=黒毛舌』ではなく、他の病気がある可能性もありますので、お困りの方は耳鼻科受診をお勧めします(^^)

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