たかむら耳鼻咽喉科

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Posted:2019.07.18 | Category: のど 医療系のお話

前回の『舌が黒い』に引き続き、『舌が白い』時のお話です。

これも結構多いですね。


前回書きました『黒毛舌』と同じようなところが結構あります。
(⇒2019.7.12のブログ『舌が黒い?』


やはり"舌乳頭"が何らかの理由で伸びて硬くなってしまい、これだけでも白く見えることがあります。
さらに、その隙間に食物の残渣が溜まったり、そこに細菌が繁殖することなどでさらに白くなります。
これを『舌苔(ぜったい)』と言います。

原因としては、やはり口腔内の不衛生や抗生剤などの使用が挙げられます。

それから唾液が少なくなり、口の中が乾燥すること。
唾液には口の中の汚れを洗い流し清潔にする役目もありますので、乾燥すると舌苔も溜まりやすくなります。
唾液が少なくなる病気は『シェーグレン症候群』というものもありますが、そういった病気がなくても例えばアレルギー性鼻炎で口呼吸が増えるだけでも口腔内は乾燥しやすくなります。


治療法も『黒毛舌』と似たような感じで、口腔内を清潔にすることや乾燥を予防するだけでも改善することは多いです。
やはり、無理に磨いて舌苔を取ろうとしない方が良いです。



また、『カンジダ』という真菌(カビ)が増殖することで舌が白くなることもあります。
この場合、舌だけでなくのど全体にも白いものが付くことが多いと思いますが、痛みや違和感も強いです。
これについては以前に書きました。
(⇒2019.3.23のブログ『カビの話 のど編』



そして、一番注意しなくてはならないのが『舌がん(口腔がん)』です。
表面が白くなっている状態で『白板症』というものもあります。これは『前がん病変』とも呼ばれる、後にがんに変わりやすい状態のことです。


硬いしこりが触れたり、見た目から『舌がん』を強く疑う場合もあります。
しかし、見た目的には表面がほんの少し白い程度でがんの初期だったり、前述した前がん病変だったりすることもあります。



『がん』の診断をつけるには基本的に組織を一部採取して顕微鏡で見る『病理検査』というものが必要になります。
体の一部を切り取る検査ですので、白い病変を全て検査するわけにはいきません(^-^;
経過や症状、病変の部位(舌がんは舌の側面に多い)などから検査の必要性を考えます。




舌が白くなっても過剰に心配する必要はありませんが、なかなか改善しなかったり、痛みなどの症状がある場合はどうぞ耳鼻科受診されてください(^^)

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