たかむら耳鼻咽喉科

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Posted:2018.11.24 | Category: 医療系のお話 耳

前回に引き続き聴力検査のお話。


タイトルの通りなのですが、聴力検査には上手・下手があります
音を『ピー』っと鳴らすだけだと思われがちですが、様々な知識も技術も必要な検査なのです(@_@)


特に難しいのが『マスキング』という作業です。

myaudio01.pngのサムネイル画像
前回も出しました私の聴力検査結果です。
一番下に『マスキングノイズレベル』という欄があります。
(ちょっと見切れちゃってますけど(^-^;)



例えばこの場合、右の聴力が落ちています。

右の聴力検査を行う場合、右耳に大きな音を聞かせなければなりませんが、そうすると左の耳から聞こえてしまうことがあるんです。
(これをクロスヒアリングと呼びます)
その為、左耳から聞こえないようにノイズを流す必要があり、これを『マスキング』と言います。




このマスキング、大きくしすぎてもダメ、小さすぎてもダメ。

これが上手にできていないと、結果が実際よりも良く出ることが結構あります。
つまり、難聴が見逃されることがあるわけです。



それから、最近の聴力検査の機械には『自動で検査する』機能がほとんどついています。
ただ、この自動検査が時々正確に検査できてないことがあるんです(・_・;)
(メーカーには申し訳ないですが)



聴力が正常の方の検査では全く問題ないと思います。
問題なのは、難聴がある方や、検査を上手にできない場合です。



手動で検査する場合は本人に聞こえ具合を確認しながらマスキングも何度も調整して検査しますが、機械にはそんなことできません。
特にお子さんや高齢の方の場合に正確じゃない場合が多いです。



例えば突発性難聴などの急いで治療をしなくてはならない難聴の場合、こういった形で難聴が見逃されてしまうと、治療できる難聴が治療されずに放置されることになります。





最近、他の病院でこういった形で難聴が見逃されていた患者さんが何人もいました(*_*;



手動で聴力検査をすると検査の為の人員も必要になってしまうので、自動検査はありがたいのですが...
もっと良い聴力検査機械が開発されないかなぁ...

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