たかむら耳鼻咽喉科

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Posted:2017.01.23 | Category: 医療系のお話

今日はお熱で受診された方のほとんどがインフルエンザの状態です。
流行ってきてますね~(*_*;


先日の話ですが、
『えっ?耳鼻科でもインフルエンザ検査ってできるんですか?』

患者さんに言われてこちらもびっくりしました(*_*;

もちろんできますよ!

 

 

インフルエンザの検査って『痛い』っていうイメージありませんか?
鼻の奥をグリグリされる、あの検査です。

 

その方法について、ちょっとだけ

 鼻用鑷子.jpg

 
この道具、鼻用鑷子(びようせっし)といいます。

つまり、お鼻用のピンセットです。

 


この先の部分が、だいたい大人の鼻の深さと同じくらいになっています。

計ってみると、8cmほどです。

 inhumenbou.jpg

さてさて、インフルエンザの検査でグリグリする綿棒です。


(微妙にピントが合ってませんが(*_*;)

当院で使ってる柔らかいものです。
一般に使われている綿棒と違ってふにゃふにゃです。


検査の時はこの綿棒を鼻の一番奥の『上咽頭』まで入れ込んで粘液を採取します。

つまり、大人だと8㎝程度は綿棒を入れなくてはならないわけです。
もちろん子供だともっと浅くていいわけですが、『上咽頭』に綿棒が当たる手応えで深さは調整します。

 

ちなみに、鼻水で検査する方法もありますが、正確性に欠けるためあまり行っている病院は多くないようです。
ちゃんと綿棒を入れ込む検査と比べて半分程度しか感度がないという報告もあります。

綿棒を2~3cm入れただけだと採取されるのはやはり鼻水だけ。正確性が落ちるのは当然です。

 


つまり綿棒をちゃんと奥まで入れないと正確な結果が出ないわけです。



また、アレルギー性鼻炎がある方などは鼻の中が鼻水でいっぱいですので、その中に突っ込んでもやはり正確性に欠けます。

しっかり鼻を掃除してから検査をすることが必要なのです!

 鼻の中 入口.png


 ちなみにお鼻の中ってこんな感じに入り組んでいます。


 allergy.png


さらにアレルギー性鼻炎だとこんなに粘膜が腫れあがります。鼻水もいっぱいですね~。
(粘膜が水ぶくれのように腫れるのがアレルギー性鼻炎の特徴で、見た目と症状だけでほぼ診断できます。)



こんな中を鼻も見ずに綿棒突っ込んではいけません。鼻の粘膜なんてすぐに傷つきます。

そしてほとんどの人は『鼻中隔湾曲症』といって鼻の真ん中の仕切りが曲がっているので、広い方を選んで隙間に綿棒を入れ込んでいかなくちゃいけません。

 
ちゃんと見ながらやれば痛みも少ないし、鼻血がでることはまずありません。


ついでに、ちょっと前に聞いた話

『〇〇病院でインフルエンザの検査を受けたら鼻に綿棒を突っ込まれたまま待合室で10分以上待たされたんですが、、、』

いやいやいやいや、それはツラすぎるでしょ(・_・;)

周りから見られて恥ずかしいし...周りの患者さんもみんな同じようにされていたらしいですが...

そんな長い時間する必要はないし、異物を10分も突っ込まれてたら鼻水もドパドパ出てさらに正確性が落ちるのでは...

 

結論:インフルエンザ検査を痛くなく正確に受けるためには耳鼻科にどうぞ。

 

というちょっぴり偉そうなお話でした(^^)

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