たかむら耳鼻咽喉科

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Posted:2018.06.11 | Category: 学会

タイトル通りの長~い名前の集会が6月9日(土)に開催されました。

DSC_2428.JPG
簡単に言うと熊本県の耳鼻科の色んな報告事項があって、その後勉強会がある感じです。


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会場は熊本大学病院内にある山崎記念館

...狭い



学術講演会では色々な話があったのですが、ひとつ紹介します。


副鼻腔炎(蓄のう症)によって顔面痛や頭痛が起こることは有名です。
主に三叉神経に関係して痛みが起こるわけなのですが、特に副鼻腔炎を起こしていなくても鼻が原因で頭痛が起こる可能性があります。


特に『鼻粘膜接触点頭痛』というものがここ最近学会などで聞くことが多くなりました。


診断基準は以下のようになっています。
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A)眼窩周囲および内側眼角または側頭頬領域の間歇性痛みで、かつCおよびDを満たす
B)臨床上、鼻腔内視鏡またはCT画像のいずれか1つ以上に鼻粘膜接触点の証拠があるが、急性副鼻腔炎がない
C)以下の少なくとも1項目を満たすことにより痛みが鼻粘膜接触による可能性があることを示す証拠がある
1.直立位と臥位を変えることによる鼻粘膜うっ血の重力性変化に応じて痛みが変化する
2.プラセボそのほかの適切な対照を用いて中鼻甲介を診断的局所麻酔後、5分以内に頭痛が消失する
D)痛みは、粘膜接触点の外科的切除後、7日以内に消失し、再発しない

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簡単に言うと、他に頭痛の原因がなくて、CTや内視鏡で見ると鼻の粘膜が鼻中隔(鼻の真ん中の仕切り)に接触していること。
そしてそこを局所麻酔したり、手術で切除することによって改善する頭痛。ということです。



片頭痛などで治療を受けてもなかなか良くならない頭痛の中にはこういった頭痛も隠れていると考えられます。


頭痛の診断の際にCTなどを撮影する際には副鼻腔炎があるかどうかは確認しますが、粘膜が接触しているかどうかまで確認する施設はあまりないかも(^-^;


あまり患者さんの数は多くない(と思われる)病気ですが、患者さん側からしたらそんなこと関係ないですからね。細かいところまで気を付けて診察していきます(^^)/

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