のみこみ（嚥下）は口からのど、食道までの運動や知覚が関連し、それらが正常に協調し働かないと障害を来します。時に食物が気管に入ってしまいむせこんだり、それにより肺炎（誤嚥性肺炎）を起こすと、時に命に係わります。 原因としてはのどの腫瘍や神経の障害、脳梗塞などがあげられます。 嚥下の検査ではバリウムを使った嚥下透視検査などが行われます。

様々な原因で起こりますが、特に声をよく使う職業（歌手、教師など）の方では声帯結節といって、声帯が固くなることがあります。また、ポリープなどの出来物でも声が出にくくなることがあります。これらの場合、まずは声を出来るだけ出さないようにすることが治療になりますが、治りが悪い場合は手術が必要になることもあります。 その他、声帯に溝ができる声帯溝症、声帯全体が腫れるポリープ様声帯、声帯の癌（喉頭癌）なども原因となります。

扁桃腺に感染を起こし、扁桃は腫れ、強い痛みを伴います。 痛みにより食事が摂れないこともあります。抗生剤により治療しますが、進行すると扁桃周囲膿瘍といって膿が貯まってしまうことがあります。その場合、切開して膿を出すことが必要となります。また、扁桃炎を何度も起こすときは手術で扁桃を摘出することを勧めることもあります。

特に乾燥が原因となり、のどから声帯まで赤く腫れている状態です。感染ではありませんので、抗生剤の投与などは効果がありません。エアコンの調整や吸入などにより湿度を保つことが重要です。